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Photo by Spencer Platt/Getty Images

世界最大級のハンドメイドグッズのマーケットプレイスである「Etsy」の株価は12月22日、史上最高値の197ドルとなり、年初来で340%の上昇となった。同社の株価上昇率は、S&P500構成銘柄のなかでテスラの675%に次いで2位となっている。

22日の株価の上昇は、Loop CapitalのアナリストのLaura Champineが、Etsyの目標株価をこれまでの165ドルから210ドルという、ウォール街で最も強気の水準に引き上げたのを受けてのものだ。

Champineは「消費者のEコマースへの流入は今後も続き、Etsyは長期的に売上を上昇させていく」と述べた。

もう一人の強気なアナリスト、RBCキャピタルのShweta Khajuriaは21日、Etsyのプラットフォーム上のフェイスマスクの販売がすでに鈍化しつつあるにも関わらず、同社の需要の急増は「持続可能」で、「現状の水準を維持可能だ」と述べた。

「マスク需要に頼らなくてもEtsyは消費者の支持を受けている」とKhajuriaは述べ、10月と11月にEtsyのウェブとアプリ上のトラフィックが増加したことは、同社が好調な第4四半期に向けての軌道に乗ったことを示唆していると指摘した。

アマゾンやアリババ、そしてEtsyの株式を大量保有するETFの「ProShares Online Retail ETF」の株価は今年に入り100%以上の上昇となった。これに対し、S&Pとナスダックの上昇率は、それぞれ13%と41%だった。

「今年はEtsyにとって例外的な年になった」と、RBCキャピタルのKhajuriaは21日に話した。「Etsyが今年だけで100億ドルの流通総額を達成するとは誰も予想してなかった。これは昨年の約2倍の数字だ」

Etsyの第2四半期と第3四半期の流通総額の約53億ドル(約5480億円)のうち、6億ドル以上がフェイスマスクの売上だった。 しかし、フェイスマスクを除いても、Etsyのプラットフォーム上の売上高は前年同期比で約90%の成長だった。

同社の直近の四半期の売上4億5000万ドルのうち、3億4000万ドル以上はEtsyの加盟店から支払われた手数料だった(残りは加盟店がタップできるオプションサービスの売上だった)。

2005年の立ち上げ以来、累計約1億3800万人がEtsyから購入を行った。そのうち約7000万人が昨年の購入者で、一昨年から約55%の増加だった。

パンデミックの影響で、今年はアマゾンやShopify、AIがスタイリングを行うEコマースのStitch Fixなどの企業の株価が、最高値を更新したが、なかでも9月にテスラに先がけてS&P 500入りを確定させたEtsyは、特に輝きを放っている。

編集=上田裕資

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