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格安Eコマースアプリ「Wish」の運営元の株価は、IPO初日に急落した。アナリストらは、Wishの出資元が利益確定を急いでいると警告している。

サンフランシスコに本拠を置くWishの親会社ContextLogicは12月16日、ナスダック市場に上場した。 株価は取引開始直後に暴落し、16.5%下落して20.05ドルで取引を終えた。

IPOの前日の15日に、Wishは売り出し価格を24ドルに設定し、4600万株を売り出すことで11億ドルの調達を目指していた。

Wishの時価総額は16日の取引終了時刻に約135億ドル(約1.4兆円)となり、170億ドルの目標には届かなかったが、それでもなお、2019年8月の資金調達時の評価額110億ドルを約20%上回っている。

今やビリオネアとなったPeter Szulczewskiによって2010年に設立されたWishは、目論見書によると、直近で1億800万人の月間アクティブユーザーを抱え、昨年の売上は19億ドルに達していた。Wishの上場主幹事は、JPモルガンやゴールドマン・サックス、BofA証券らが務めた。

「Wishは、パンデミックの初期に売上を急増させたが、その後は停滞し、夏以降は昨年のレベルを下回っている」と消費者データ企業Cardifyは16日に述べた。Wishの売上の約3分の1は米国からとされている。

ドアダッシュとエアビーアンドビーの2社が、先週のIPOから数日間で、株価を急落させたのを受けて、フィンテックのスタートアップAffirmは、年内に予定していたIPOの来年以降に延期すると発表した。

株式市場の不確定要素の高まりにより、ゲーム企業のRobloxも、同様にIPOを来年に延期した。

Wishの新規株式公開は残念な結果となったが、同社の共同創業者でCEOのSzulczewskiの保有資産は、上場前の推定18億ドルから21億ドルに増加した。

編集=上田裕資

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