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仕事で成功しているのに、自分は詐欺師のように感じてしまう「インポスター(詐欺師)症候群」には、男女問わず多くの人がキャリアのある時点で見舞われている。自分を疑う気持ちにさいなまれ、仕事上で成功を掴んだのは自分が有能だからではなく、運が良かったからだと思い込んでしまう。

ある調査では、米国人の7割がインポスター症候群を経験したことがあるとの結果が出た。それは一般人に限らず、オスカー俳優のトム・ハンクスや、フェイスブックのシェリル・サンドバーグといった大企業の幹部など、素晴らしい功績を上げた人でさえも経験している。

多くの専門家はインポスター症候群を「克服」する努力を呼び掛けているが、実はそうではなく、インポスター症候群とはうまく付き合っていくべきだ。というのも、インポスター症候群は完全になくならないことが多い。これを自分の味方につけられれば、最も強力な秘密兵器となる。

・偽りのない自分が成功につながる

インポスター症候群と上手に付き合うための第1のステップは、自分が提供する価値を理解することだ。自分の価値を知れば、周囲に対して、自分には自信があり、うそ偽りのない人間であることを示せる。自分が持っているユニークな部分にフォーカスすることで、記憶に残る人間になり、ライバルから抜きん出ることができる。

偽りのない存在となれば、他者との間で信頼と深い関係性を築くことにもつながる。これは、成功するリーダーにとって重要なことだ。

リタ・クリフトンは新著『Love Your Imposter(自分の中のインポスターを愛そう)』の中で「私のインポスターは『自分はたぶんこの仕事にはふさわしくなく、仕事ができる他の人に譲るべきだ』とささやく声だ」とした上で、「でも私は、自分のインポスターから隠れるのではなく、それと協働する方法を身に付けた。自分らしくあることは、成功への最も大きな武器になり得る」とつづっている。

・恐怖をわくわくに変える

大きなプレゼンに臨む前、手が汗ばんで口の中が乾き、鼓動が激しくなるような状況は、あなたにもきっと経験があるだろう。書籍『The Discomfort Zone(不快な領域)』の著者ファラ・ストーは、恐怖をやる気に変えることを提唱している。

編集=遠藤宗生

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