ピルガーの辞任は、バー長官が大統領選の結果が正式に認定されていないにもかかわらず、「選挙結果には干渉しない」としてきた同省の長年の方針に反し、“多数の不正”を巡る捜査の開始を承認したことへの抗議とされている。

そのほかトランプ政権は、国家核安全保障局のリサ・ゴードン・ハガティ局長、米国際開発庁のボニー・グリック副長官、連邦エネルギー規制委員会のニール・チャタジー委員長を解任した。

核兵器と電気・天然ガス、海外援助を管轄する3つの連邦政府機関のトップを退けたことになるが、このうちチャタジーは、自身の解任は“おそらく”、気候変動対策としてカーボンプライシングの導入を推進してきたことに対する報復だろうと述べている。

さらに6日には、政府の「米地球変動調査プログラム」を率いてきた科学者、マイケル・クーパーバーグが解任された。米紙ニューヨーク・タイムズによれば、後任には気候変動に懐疑的な見方をしている人物が据えられる見通しだという。

トランプに近い匿名の情報筋がメディアに対して明らかにしているところによると、「大統領をいら立たせてきた数多くの高官が、近く解任される可能性がある」。

ニューヨーク・タイムズが「公衆衛生当局の関係者が標的にされるだろう」と報じているほか、CNNは「中央情報局(CIA)のジーナ・ハスペル長官、連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官にトランプの怒りが向けられており、真っ先に更迭される可能性が高い」と伝えている。

編集=木内涼子

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