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Photo by Joe Raedle/Getty Images

選挙日まで2カ月を切ったところで、元スターバックスCEOで2020年の米大統領選に出馬を検討していたハワード・シュルツが民主党のジョー・バイデンへの支持を表明し、彼のキャンペーンに貢献すると宣言した。

「私の見解では11月に我々が下すべき決定は、1人の候補者を選ぶだけのものではない」と彼は9月13日に自身の公式サイトに掲載したエッセイで述べた。

「今はこの国の民主主義そのものが危険にさらされており、権力の抑制と均衡、厳格な議論、自由な報道、そして科学への信頼が脅かされている」と彼は綴った。

シュルツはさらに、超党派の組織に献金を行うと述べたが、特定の政治グループの名前は明かしていない。

スターバックスを世界的企業に成長させたシュルツは以前、バイデンを称賛していたが、連邦選挙委員会への提出書類によると、彼はまだバイデンの献金者リストには加わっていない模様だ。既にバイデンに献金を行った富豪としては、レコード会社経営者で映画プロデューサーのデヴィッド・ゲフィンや、元ヒューレット・パッカードCEOのメグ・ホイットマンなどが知られている。

シュルツは、無所属候補として大統領選への出馬を検討すると発言した2018年当時は、民主党の主張が左寄りすぎると述べていた。

フォーブスの試算で42億ドル(約4400億円)の資産を保有するシュルツは、これまで大規模な政治献金を行っていない。彼は、2016年にヒラリー・クリントン陣営に2万2000ドル弱と、民主党上院議員キャンペーン委員会に1250ドル、そして民主党から立候補した弁護士で退役軍人のショーン・バーニーのキャンペーンに400ドルを寄付していた。

彼が過去10年間で行った最大の政治献金は、退役軍人候補者を支援する超党派のスーパーPACである「With Honor Fund」への2018年の5万ドルの寄付だった。

しかし、シュルツは報道によると、昨年9月に今年の大統領選への出馬を見送る決定を下す以前は、自身の選挙キャンペーンに1億ドルを注ぐ計画だったとされる。彼はその当時、現大統領のトランプを支持しない姿勢を明確にしていたものの、他の候補者を支持する姿勢も示していなかった。

その代わりに彼は、自らの資金を「私たちの政治に、誠実さや礼節をもたらす人々や組織、アイデアに投資していく」と話していた。

シュルツの選挙に対するアプローチは、他の元大統領候補であるトム・スタイヤーやマイケル・ブルームバーグたちとは、全く異なっている。ブルームバーグは3月に民主党の指名候補争いに破れた直後にバイデンを支持し、スタイヤーも4月にそれに続いていた。

スタイヤーはそれ以降に36万ドルをバイデン陣営に寄付している。そして、ブルームバーグは9月13日、少なくとも1億ドルを激戦が予想されるフロリダ州の、バイデンの選挙キャンペーンの支援に注ぐと表明していた。

編集=上田裕資

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