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Photo by Adam Winger on Unsplash

多くの人は、幸福を定義することや自分がどれくらい幸福かを測ることは難しいと考えているだろう。幸福がそもそも主観的なものであることが理由の一つだ。このようなつかみどころのない概念を科学的に把握することは可能だろうか?

幸福に関する複数の調査からは、全体的な人生の満足度を「かなり、あるいは非常に満足している」と評価している人が80%以上であることが分かっている。また、現在の気分について「前向き」と答えている人(10段階評価で5が中間の場合6から7の水準)も80%ほどだ。

あまりに幸福度のスコアが高ければ人生で成功を収める(富や教育、政治参加によって決まる)障壁になるかもしれないが、幸運な一部の人は常に幸福度が8点あたりにある。

幸福に関する新たな調査


新たな調査からは、幸福が不足している現在の世界で、自分の幸福は意外なほど自分で制御できるものかもしれないことが分かった。幸福に関するウェブサイト「トラッキング・ハピネス(Tracking Happiness)」は、「私たちは自分自身の幸せを制御できるか?」という問いに答えるため、1154人を対象に調査を行った。

回答者は「幸福は自分で制御できるものか」「昨年を振り返った場合、1から10の間で幸福度をどのように評価するか」といった問いに回答した。調査対象者の内訳は、665人が男性、482人が女性、1人が不定性、6人が不明で、年齢は15~60歳以上だった。重要な発見事項には次のようなものがある。

・回答者の89%は、幸せは制御できるものだと考えていた。
・幸せは制御できるものだと答えた人の幸福度は、そう思わない人よりも平均で32%高かった。
・幸せは制御できると考えた人の平均の幸福度は7.39だった。
・幸せは制御できないものと考えていた人の平均の幸福度は5.61だった。
・幸福度が低かった回答者らは幸福度の評価が高かった回答者と比べ、幸せは制御できないものと考えている可能性が5倍高かった。

幸福を制御できるものと感じることは、実際に幸福を感じることと相関していた。では、幸福は自分で制御できるものだと思わせるものは何だろう? 幸福を制御する力から何か学べるものはあるだろうか?

翻訳・編集=出田静

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