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NIOと同じ中国のEVメーカーである「Xpeng(小鵬)」と「Li Auto」も今年、米国で上場を果たした。Xpengの創業者、He Xiaopengの資産額は41億ドルと、上場前の12億ドルから大幅に増加した。一方、Li Autoも今年7月のナスダック市場への上場で11億ドルを調達し、創業者のLi Xiangはビリオネアの仲間入りを果たした。

中国では、新型コロナウイルスの感染拡大が制御されつつあり、新エネルギー車の販売は回復の兆しを見せている。中国自動車工業協会によると、7月の新エネルギー車の販売台数は前年対比19%増の9万8000台を記録したという。

充電インフラではテスラが先行


「昨年、人々はNIOが1年以内に資金ショートすることを懸念していた。しかし、現在の資本市場を見れば、投資家がEVメーカーの将来に楽観的であることがわかる」とTengは話す。

それでも、競争が激化する中で、NIOには大きな逆風が吹いている。LMC Automotiveの上海事務所でディレクターを務めるJohn Zengによると、NIOはテスラ同様に富裕層をターゲットにしており、車両の販売価格を35万8000〜55万8000元に設定している。

テスラは、2019年に上海工場を設立し、モデル3を中国国内で生産している。モデル3の価格は27万1550〜41万9800元だ。Zengによると、テスラは4月以降月間1万台以上を中国で販売しているという。「テスラのほうがブランド力の面で有利だ」とZengは話す。

NIOに今後の競争戦略を問い合わせたが、回答を得ることはできなかった。同社は7月に5人乗りSUV「EC6」を発表したが、価格は36万8000元からとなっている。同社は、8月に新しいバッテリーサービスを開始した。消費者はバッテリーパックなしの車両を購入することができ、月額料金を支払えばバッテリー交換ステーションでバッテリーをレンタルすることが可能だという。

「中国では、テスラの充電ステーションの方が数が多く、利便性も高い。対抗するNIOは、バッテリー交換サービスを開始した。これによってNIOの販売台数が増えるか様子を見たい」とZhangは述べた。

編集=上田裕資

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