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ロングラン人気が続く『愛の不時着』。2周、4周と繰り返してみるファンも多い。Netflixオリジナルシリーズ『愛の不時着』独占配信中。

『愛の不時着』の勢いが止まらない。

いままで韓流ドラマにハマる人といえば女性、それも圧倒的に40代オーバーという印象だったが、いまこれら韓流ドラマの虜となっているのは男女問わず、しかも20代からシニア層までと幅広い。

この韓流ドラマ人気を遡れば、その始まりは『冬のソナタ』(2004年)であり、当時一大韓流ドラマブームを引き起こしたことは、まだご記憶の方も多いだろう。

あれから16年……いまは第4次韓流ブームなのだそうだ。韓流はドラマだけではなく、Kポップ(音楽)やファッション、美容とジャンルを拡大し、若年層のカルチャーに多大な影響を与える存在となった。

そこへこの『愛の不時着』の爆発的な人気だ。その理由のひとつにはもちろん、新型コロナウイルスにより自宅で過ごす時間が増え、ステイホームしながら楽しめるエンターテインメント需要が高まっていたことが挙げられるだろう。

この作品を配信しているNetflixによれば、「2020年の1月~3月期で有料メンバー数が1570万人増加(前年比15%増)し、現在全世界の有料メンバー数は1億8300万人を超えた」という。

これらのすべてが “韓流由来”ではなかろうが、『愛の不時着』は2020年2月23日の配信開始後、連続して日本国内の総合トップ10入りを果たし、日本のみならずアメリカの「TIME」誌に取り上げられるなど、世界的なヒットとなった。

アメリカではディズニーに肩を並べるエンターテインメント企業であるNetflixのキラーコンテンツが韓流であるとはなんとも皮肉な気もするが、これもまたダイバーシティのひとつの表出だと言えるだろう。


900年以上生き続けているトッケビ(鬼)と生涯にひとりだけで会える花嫁の切ないラブストーリー。スーパースター、コン・ユが主演。『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』Netflixで配信中 / (c) STUDIO DRAGON CORPORATION

このNetflixにおける韓流人気を牽引しているのは、ドラマ製作会社スタジオドラゴンだ。

韓国のエンタメ企業CJ E&Mのドラマ部門として分化独立、2016年に設立された同社は年間20本ほどのドラマを製作し、世界50カ国へ輸出。

自社TVチャンネルのtvNとOCNを活用しながら、『トッケビ~君がくれた愛しい映画~』『秘密の森』、そして『愛の不時着』などのスーパーヒットを生み出してきた。

製作本数における韓国でのマーケットシェアは20~25%(スタジオドラゴン発表)と、まさに韓流ドラマ界を代表するリーディングカンパニーだ。

文=秋山 都

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