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Photo by MARK RALSTON/South China Morning Post via Getty Images

上海の人気スポットとして知られる新天地の開発を手がける不動産開発会社「シュイオンランド(瑞安房地産)」は5月21日、新たに2区画の用地使用契約を締結した。新型コロナウイルスのパンデミック収束を見込む同社は、わずか3日間で4区画の契約を結んでいる。

香港のビリオネアのビンセント・ロウ(羅康瑞)が率いるシュイオンランドは21日、約6100万ドル(約67億円)で、上海国際空港に近い虹橋エリアの2区画の用地使用権を取得した。同社は虹橋エリアを上海のカルチャー発信拠点に発展させようとしている。

シュイオンランドはその2日前にも2億3800万ドルで、新天地の2区画の用地使用権を取得し、住宅開発を進めようとしている。同社は新天地エリアで既にThe Hubと呼ばれる複合商業施設を運営中だ。

1990年代には上海の荒廃した一角だった新天地は現在、観光スポットに変貌し、バーバリーやトム・フォード、ルルレモンなどのブランドに加え、テスラが店舗を構える街に進化した。シュイオンランドはここ以外にも、重慶市や武漢市などで開発プロジェクトを進めている。

パンデミックを受けて中国の今年第1四半期のGDPは前年同期比で6.8%のマイナスとなった。しかし、感染の第2波への懸念や、米国との対立が激化する中で中国経済には復活の兆しが見られている。

一方で、香港では中国政府が導入を進める国家安全法制に反発するデモが発生し、180人以上が逮捕された。これを受けて香港ハンセン株価指数は5.6%下落し、香港市場に上場するシュイオンランドの株価も4.5%安となった。

フォーブスはビンセント・ロウの保有資産を、5月24日時点で19億ドルと試算している。

編集=上田裕資

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