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Photo by Yves Dean/Getty Images

中国のテクノロジー分野のIPOで新たなビリオネア夫妻が誕生した。金融業界向けのソフトウェアを開発するリンケージ・ソフトウェア(LINKAGE、凌志軟件)の株価は5月13日の上海市場で18.6%の急騰となり、11日の新規株式公開から300%上昇した。

13日時点のリンケージの時価総額は約28億ドル(約3000億円)に達し、発行株式の36.5%を保有する創業者夫妻(Zhang Baoquan会長とその妻で取締役のWu Yanfang)の保有資産はそれぞれ10億ドルに達した。

リンケージの昨年の売上5億9700万元のうち80%は、日本からもたらされていた。Zhangは2002年までの10年間を日本で過ごしており、Wuは東京の成蹊大学を卒業している。

リンケージの顧客としては野村総合研究所(NRI)やキヤノン、東芝、富士通らがあげられる。同社は中国の蘇州市に本拠を置いている。

中国のテクノロジー企業はここ最近、相次いでIPOを成功させており、シャオミ創業者のレイ・ジュンが率いるクラウドサービス企業「キングソフトクラウド(金山雲)」は8日に米ナスダック市場に上場し、初日の時価総額は48億ドル(約5150億円)に膨らんだ。

さらに、アリババが支援するソフトウェア企業Hangzhou Raycloud Technology(杭州光云科技)も4月に上海証券取引所のSTARマーケットに上場し、会長のTan Guanghuaがビリオネアの仲間入りを果たしていた。

中国の上位5人の富豪のうち3人はテクノロジー業界の起業家たちで、テンセントの馬化騰(ポニー・マー)やアリババのジャック・マーに加え、Eコマースプラットフォーム「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」の創業者でCEOのコリン・ファンらが知られている。拼多多の株価は4月20日に史上最高値を更新し、ファンの保有資産は260億ドルを超え、中国3位の富豪となった

中国は現在、米国に次いで世界で2番目にビリオネアが多い国となっている。新型コロナウイルスの震源地となった中国の経済は現在、復興に向かっている。

編集=上田裕資

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