スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆

マイケル・ジョーダン(Photo by Jed Jacobsohn / Getty Images)

マイケル・ジョーダンがテレビに帰ってきた。米スポーツ専門局ESPNで19日(現地時間)、公開前から大きな話題を呼んでいたドキュメンタリー番組「ラストダンス」の放送が始まった。当初は6月の米プロバスケットボール協会(NBA)ファイナル期間中の公開を予定していたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって生じた各種スポーツ試合の空白を埋めるため、2カ月前倒しされた。

作品(全10話)は2つの時間軸が交錯しながら展開していく。一方では1984年のドラフト指名に始まる、ジョーダンのシカゴ・ブルズでの軌跡を追う。もう一方では、8年で6度目の王座がかかり、ジョーダンと監督のフィル・ジャクソンにとってブルズ最後のシーズンになった97〜98年シーズンを掘り下げる。

題名は、チームが分解しそうなことに気づいていたジョーダンが、プレシーズン中にこのシーズンを「ラストダンス」と呼んでいたことに由来する。当時、NBAエンターテインメントはシーズンを通じてジョーダンとブルズに密着する許可を得ていたものの、撮影された映像は20年にわたって未公開のままだった。

彼の背番号にちなんで、この作品とMJについて知っておくべき23の数字を見ていこう。


0:ジョーダンがこの番組から得る収入はゼロだ。作品の収益のうち、ジョーダン側に配分される金額は少なくとも300万〜400万ドル(約3億2000万〜4億3000万円)に上るとみられるが、彼は全額を慈善事業に寄付する意向を明らかにしている。

2:ESPNは2つのバージョンを放送する。本体のESPN版ではののしりや下品な言葉もそのまま聞こえるが、姉妹局のESPN2版ではそうした不快語を編集でカットしてある。

4:番組に挟まれるCMは4ブランドに限定されている。うち3つは放送開始までに、保険会社のステート・ファーム、フェイスブック、ハーシーのチョコスナック「リーセス」であることが公表されている。

5:ジョーダンはNBAで通算5回、シーズン最優秀選手(MVP)に選ばれた。これはビル・ラッセルと並んで歴代2位の記録だ。ちなみに1位は、ミルウォーキー・バックスとロサンゼルス・レイカーズで活躍したカリーム・アブドゥル=ジャバーの6回となっている。

6:ジョーダンのNBAファイナル「6戦0敗」という戦績は、彼とレブロン・ジェームズのどちらがNBA史上最高のプレーヤーかという議論で、MJ支持者が切り札としてよく持ち出す数字だ。レブロンはファイナルに8回出場しているものの、結果は「3勝5敗」となっている。

編集=江戸伸禎

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