フォーブス ジャパン編集部 編集者

新生企業投資代表取締役社長の松原一平とビットキー共同創業者/代表取締役CEOの江尻祐樹

江尻祐樹は2018年8月、ID連携・認証と権利移転のデジタルキープラットフォームを開発・運営するビットキーを創業。同社は現在、プラットフォームを応用したスマートロック事業を展開している。

個人向けは月額300円から、法人は同500円から利用できる、サブスクリプションモデルを導入。国内累計販売台数12万台を超えた。今後は、モビリティ、スマートID、メディカル、金融事業への展開も視野に入れる。同社は19年12月、シリーズAラウンドで約39億円の資金調達を実施した。

松原一平が代表取締役社長を務める新生企業投資は、同社のシリーズAラウンドで投資を行い、支援している。


松原:最初にお会いしたのは、2019年5月。人手不足で労働生産性を向上しなければならないという日本全体の課題に対し、セキュリティの切り口からソリューションを提供し、かつ、サブスクリプションモデルで展開しているという点が我々の投資テーマと合致しました。

投資した理由は3つあります。ひとつは、現在のスマートロック事業に加え、モビリティ、スマートIDなど「TAM(実現可能な最大市場)」の大きい市場を対象にしていること。ふたつ目は、高価格で普及が進まなかったスマートロック領域において、ボトルネックを解消するビジネスモデルを短期間で作り込み、成果を出していること。

最後に、実績のある3人の経営陣のバランスが取れていること。江尻さんは経営、技術開発、福澤(匡規)さんは営業、寳槻(ほうつき・昌則)さんは新規事業、ファイナンスとそれぞれが役割分担し、組織としてうまく機能している。

江尻:松原さんをはじめ、新生企業投資の皆様は、グローバルでスタートアップをみながら、どこまで成功できるかを大局的に判断しておられる。それが出資を受け入れた理由です。

また、我々のミッションは「あらゆるもの同士を安全に便利で気持ちよくコネクトする」。つなげることで価値が生まれるという発想のため、多くの企業と組むことが大事になります。新生企業投資から当社を紹介していただくことで、大手事業会社からの信頼感は高まります。さらに、新生企業投資の出資先はIPO(新規株式公開)の確率が高いのも、結果として我々が信頼してもらえることにつながる(笑)。

文=山本智之 写真=平岩 享

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