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ペレンセビッチ教授はさらに、「N95レスピレーターマスクが不足することの潜在的なリスク」として、ツイッターに次のようにコメントしている。

「最も懸念されるのは、医療従事者が感染して自宅待機となることだ。そうなれば、感染が拡大する現在の状況を乗り切るために必要な医師や看護師が不足する」

米国のジェローム・アダムス医務総監もツイッターで「深刻な話」として、マスク(レスピレーター)を買うのをやめるよう訴えている。医務総監は、マスクには一般の人たちを感染から守る効果がないと指摘。さらに、こうコメントしている。

「感染した患者の治療にあたる医療従事者が必要とするマスクがなければ、その人たち、そして私たちのコミュニティーを危険にさらすことになります!」

どう備えるべきか?


もう何度も聞いた人も多いだろう。コロナウイルスから身を守る最善の方法は、せっけんと水で手をこまめに洗うことだ。ペレンセビッチ教授もジョンズ・ホプキンス大学のカレン・フレミング教授(生物物理学)も、同様にそう説明する。

何か食べる前と食べた後には手を洗い、そして自分の顔、“特に口と鼻”に触らないように自分を訓練することが重要だという。また、ウイルスや細菌が付着している物の表面(ドアノブなど)に触ってもすぐに手を洗えない場合に備えて、手指消毒剤を持ち歩くことだ。

また、社会的距離を取ることも効果的だろう。咳やくしゃみをしている人、具合が悪そうな人を見かけたら、その人との間には数メートルの距離を取ること。

一方、免疫不全の人や合併症のリスクが高い人は、マスクの使用が適切な場合もある。懸念がある人は、医師に相談すべきだという。

マスクを買いだめする必要はない。だが、居住する地域でのアウトブレイク(大流行)に備えておく必要はある。

服用している薬があれば、少なくとも3〜4週間分を手元に置いておくべきだ。大量の食料品を備蓄する必要もないが、緊急事態(気象災害など)には常に備えておくべきだろう。3日分の食料と水(1人1日当たり4.5リットル:日本では3リットルとされる)、停電した場合に必要なものは、準備しておくことだ。

編集=木内涼子

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