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北京本拠の半導体メーカーGigaDevice(兆易創新)の株価は先日、史上最高値を更新し、中国のテック業界に新たなビリオネアが誕生した。

GigaDeviceは不揮発性メモリの開発・設計を行なう世界的ファブレスメーカーの1社で、上海証券取引所に上場している。同社の株価は1月7日、213.5元に達し、CEO兼会長のZhu Yimingの保有資産は10億ドルを突破した。Zhuは同社の株式の10%を保有している。

2016年に上場したGigaDeviceの株価は昨年、250%以上も上昇した。同社の2019年の第3四半期までの売上は22億元(約345億円)で、純利益は4億5000万元(約71億円)だった。売上と利益は前年比でそれぞれ、28%と22%の伸びだった。

同社は昨年10月に43億元の資金を新たに調達し、そのうち33億元を用いてDRAMメモリを製品ラインアップに追加すると発表した。米中の緊張の高まりの中で、中国政府は国産の半導体の製造台数を伸ばそうとしている。

GigaDeviceのシリアルフラッシュメモリは小型ドローンや顔認証カメラ、ハイレゾオーディオプレーヤーなどの多様な電子デバイスに採用されており、同社はGlobal NOR Flash Marketのトップ5にも選出された。また、2014年には中国ICデザイン賞を受賞した。

現在47歳のZhuは北京の清華大学で学んだ後、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校に進んだ。彼は、米国で勤務した後中国に戻り、2005年にGigaDeviceの前身となる企業を設立した。

中国はビリオネアの数で米国に次いで世界2位となっている。

編集=上田裕資

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