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私は11月、英大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)が米国で開いた戦略成長フォーラムに参加し、国内トップレベルの起業家らと共に、2020年を形作るベストプラクティスやトレンドについて会話を交わした。

私は2016年のイベントで、共同創業者と共に「最高新興企業賞」を受賞したが、今年は受賞候補者ではなく聞き手として参加。慎重を期しつつも自分の会社を成長させる方法について新たな知見を得た。米国で選挙が行われ、不安定な年になるとみられる来年に重要になる知識だ。

先行きの不透明さを踏まえ、私は参加者らが考える来年のトレンドに注目した。何度も言及されたのが、次に挙げる5つだ。

1. 最適化が新たなリスク管理に

政治的緊張が高まり、不況入りする可能性を誰もが意識する中、今年のイベントでは前進しつつも安全性を確保することに自然と注目が集まった。EY南北米大陸成長市場リーダーのリー・ヘンダーソンは、慎重になりつつも積極性を保つことの重要性について次のように述べた。

「企業は契約や業者、コスト、営業活動などを見直し、効率性を確保する必要があるが、その一方で成長とイノベーションが可能な分野を探す必要もある。機会は確実にやってくるものであり、時が来たらそれをつかめるようにしておくことが必要だ」

EYのデータによると、起業家は他のビジネスリーダーよりもこうした機会に対して楽観的だ。「新たな市場の機会追求」に焦点を当てていると答え人の割合は起業家の間では67%だったが、大企業のリーダーではわずか19%だった。

2. 業界を絞ったスタートアップが大きく成長

私が今年のイベントで出会った中で特に感銘を受けたのは、「世界の今年の起業家」として選ばれたソフトウエア企業アップテーク(Uptake)のブラッド・キーウェル最高経営責任者(CEO)だ。キーウェルは私と同じく、広範な事業を手掛けることが起業家にとって最善の機会になるとは限らないと考えていた。

キーウェルは「アマゾンのような大企業は、技術を通して大衆市場のオーディエンスに価値を提供することに長けている」とした上で、「柔軟で迅速に動くことができる起業家にとって本当のチャンスとなるのは、大企業が扱わないニッチな分野だ」と述べた。

編集=遠藤宗生

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