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ビールの売上減少に直面する米「モルソン・クアーズ」は10月30日、400人から500人の従業員を削減するとアナウンスした。同社は全体で1万7550人を雇用しており、3%近くの社員が対象となる。

モルソン・クアーズは「クアーズ・ライト」や「ミラー・ライト」、「ブルームーン」などのビールで知られるが、近年は「White Claw」などの新興アルコール飲料に市場を奪われている。同社は今後、ビールメーカーではなく、飲料ブランドとして再生を図るという。

モルソン・クアーズはデンバーのオフィスを閉鎖し、本社をシカゴに移設すると宣言した。さらに社名を「モルソン・クアーズ・ブリューイング」から「モルソン・クアーズ・ビバレッジ」に改める。

同社はここ1年でワインやCBD入り飲料など、ビール以外への投資を強化している。今回の人員削減のニュースを受け、モルソン・クアーズの株価は3.69%の下落となった。

モルソン・クアーズCEOのGavin Hattersleyは、声明で次のように述べた。「当社のビジネスは転換点に差し掛かっている。ここ数年の試みを継続させていくか、大規模で難しい変革を行い、事業を再生させるかの判断を求められている」

クラフトビールや輸入ビール市場は伸びているものの、ビール市場全体の売上は低下している。Beverage Information Groupによるとビールの消費量が5年連続で下落した一方、ワインや蒸留酒の人気は高まっている。

モルソン・クアーズが10月30に発表した第3四半期決算で、売上は前年比3.2%のマイナスだった。

全米ビール卸売業者協会のデータによると、モルソン・クアーズの米国のビール市場でのシェアは23.5%で、バドワイザー製造元のアンハイザー・ブッシュに次いで2位となっている。

編集=上田裕資

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