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ドキュメント 教育革命の最前線から


将来のためだけにいまの自分の興味を押し殺して、苦行のように強制的に学ばされる時間は、そのひとの能力を激減させる。子どもたちに必要なのは、世界に希望を持ち、一人一人の学ぶ喜びを引き出しながら、学ぶことの楽しさを体験できる場だ。

これまで、私自身の取材現場では、乳児の子育て〜幼児教育、義務教育、高等教育〜生涯学習まで、さらに世代を超えた「地域での学び」にも触れる機会があった。特別支援教育、被災地の教育、オルタナティブ教育にも触れてきた。それぞれに素晴らしい視点があり、素晴らしい取り組みが行われている。しかしそれぞれは分断されていた。掲載する媒体も、重なり合うことは少ない。

これからやってくる誰も知らない未来を切り開くのは、既存の価値観で効率を求めて組み立てた、分断された教育ではない。子どもにとって必要な学びは、子ども自身が知っている。子どもたちはいつの時代も、大人より敏感に世界の変化を感じ取っている。そのことに気づいた大人たちが、あちこちで動き始めている。これまでの子育てと教育を見直し、全国各地で新しい動きがはじまりつつある。

教育とは、未来を創ることだ。今、求められている新しい教育とは何か。未来を変えていくための新しい目的地はどこか。 私たちはどこに向かっているのか。それを掴むには、教育現場で起こっている最新の動きを捉え、教育の枠を超えた社会全体、そして世界を俯瞰で見る必要がある。

このコラムでは、細かく分断されてきた世界のそれぞれを読み解き、その本質を串刺しにすることで、教育革命の最前線を紐解いていきたい。

これからを生きる子どもたちのために。

文=太田美由紀

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