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──中国での売上げも目覚ましいです。中国で人気製品を育てたポイントはどんなところでしたか?

中国のマーケット特有のニーズに応えるような製品の訴求をしたことです。中国の市場調査の中で、中国の女性たちはPM2.5などの大気汚染により自分の肌が汚れているという意識が高く、素肌を綺麗にしたいという欲求が非常に強いという事が分かりました。

それを踏まえて、そういった悩みにいち早く応えるべく、多機能の美顔器「フォトプラス」の中でも特に電気の力で肌の汚れを取る「イオンクレンジング機能」を強調したPRを展開しました。

日本では美顔器は特別なケアという認識ですが、まだ日本のように「クレンジング、洗顔、そして化粧水の次が乳液」などといったスキンケアの手法が確立されていなかった中国ではスキンケアの一部に美顔器を取り入れ、「美顔器で肌を綺麗にする」という認識を高めていったことが人気製品となった要因と考えています。

──中国以外のアジア圏でも、まだスキンケアの手法が確立されていない国は多いですよね?

はい。スキンケアが普及する前に美容家電が人々の美容の必需品となる余地があるので、当社がそのデファクトスタンダードになることを目指しています。

──それは、今までになかった「美容家電」という新しい市場を世界で作り出していくということですね?

ソニーの創業者の盛田昭夫さんの言葉で、「市場は調査するものではなく、創り出すものだ」という言葉に深く共感します。市場は自分たちの手で作り出すものだと思っているんです。そのためには、もしも自分がユーザーだったらどうかという視点が重要になってきます。「自分だったらこの商品を買うのか?」と自問自答する。ユーザーと同じ女性だからこそわかることも多いです。

──では山﨑さんが商品を買うときの判断基準とは?

ワクワク感のある商品です。私は洋服を買うときにワクワクすることが多いのですが、それはそのブランドがこの部分に命をかけたのだなというものが感じられて、デザイナーの勢いを感じられるからです。

服を着るのは、その一点に込めた、ブランドやデザイナーの勢いを着ることだと思っています。同じように、ヤーマンの製品を使う方にもワクワクしてほしいと思っています。私たちは向上心のある方を応援したい。使っている方の人生を半歩でも前に進める後押しができるような製品を届けたいです。

文=瀧口友里奈 イラスト=Willa Gebbie

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