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中国政府が救済に乗り出す?

アナリストらは、恒大集団がEVを開発するためには、少なくとも30億ドルの投資を行ってノウハウを獲得する必要があると指摘している。

「恒大集団が買収したバッテリーメーカーは、業界ランキングがそれほど高くない。同社がEVメーカーとして存在感を示すまでの道のりは遠い」と調査会社Auto Foresight のアナリストは指摘する。

アナリストの一部は、恒大集団の負債が管理可能な水準に落ち着くと予測している。中国経済の減速を受け、同社の成長率は過去5年で最も低くなる見通しだ。ムーディーズのFranco Leungは、同社が経済環境の悪化により土地の獲得が抑制され、既存プロジェクトの収益化に専念することができると指摘する。

アバディーン・スタンダード・インベストメンツのPaul Lukaszewskiも、「不動産デベロッパーのキャッシュフローは、成長が減速する局面で増える傾向にある」と話す。その理由は、土地の獲得が減少する一方で、過去のプロジェクトからの収益が回収できるからだという。

Lukaszewskiはまた、恒大集団が今年社債を3回発行したことについて、「市場から資金を調達する力があることを示した」と評価する。

しかし、この状況がいつまで持続するかは不明だ。恒大集団の社債を購入した投資家の多くは、高い利率に魅力を感じている。許は自社にお墨付きを与える目的で、自ら10億ドルを投じて社債を購入したことがある。

GMT Researchによると、機関投資家のファンドマネジャーは、万が一の際には中国政府が同社を救済すると考えており、さらなるリスクを許容する可能性があるという。

「最終的には政治判断になるかもしれないが、銀行がいつまで融資をし続けるかが同社の命運を左右する」とGMT Research の担当者は述べた。

編集=上田裕資

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