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企業向けにカスタマーエクスペリエンス管理システムを提供する「Medallia」が7月8日、米国で上場申請書類を提出した。同社は今月後半にIPOを果たし約2億4000万ドル(約260億円)を調達しようとしている。

Medalliaは普通株式1330万株を売り出し、株主らも約118万株を放出する。同社株はMDLAのティッカーシンボルで、ニューヨーク証券取引所で売買される。株価は1株16〜18ドルのレンジを見込んでおり、約2億4000万ドルの調達を目指す。

Medalliaの企業価値は約22億ドルに達することになる。Pitchbookのデータでは、同社は今年2月に7000万ドルを調達し、当時の企業価値は24億ドルとされていた。

Medalliaは2010年以降に累計3億3000万ドル以上をSaints CapitalやTriplePoint Venture Growth、セコイア・キャピタルらから調達していた。同社の共同創業者で夫妻であるBorge HaldとAmy Pressmanらは2人で発行株式の約15%を保有しているが、IPO時に株式を売却する意向だ。MedalliaのCEOのLeslie Stretchは2018年8月に同社に加わり、約1.3%の株式を保有している。Stretchは上場時に株を売却する計画はないという。

顧客エクスペリエンスデータを収集し、分析するツールを提供するMedalliaの競合にはSurveyMonkeyやQualtricsらがあげられる。同社の顧客数と売上は直近の1年間で20%の伸びとなっており、その大半はサブスクリプション会員によるものだった。ただし、Medalliaは赤字で、1年間の損失は8220万ドルに膨らんでいる。

Medalliaは2018年のフォーブスの「クラウド100」リストの15位に選出されていた。同社は今年に入り相次いで上場を果たした、エンタープライズ向けテック企業の列に加わることになる。

今年IPOを果たしたソフトウェア企業は、これまでのところ成功を収めている。業務メッセージツールのSlackは、異例の直接上場に踏み切り株価を上昇させた。ビデオ会議のZoomの株価は72%の急騰となり、創業者のEric Yuanの保有資産は32億ドルに達した。

編集=上田裕資

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