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最近ナイジェリアのラゴスに出張したジェイ・リボブは、出発前にあることを考えた。自分にもしものことが起きたら? 具体的には、旅行用の誘拐保険が必要なのだろうか?

「主要国の外務省や国務省、渡航情報のデータを見た」とリボブ。米国務省はナイジェリアへの渡航に注意を促しており、「犯罪やテロリズム、国内情勢不安、誘拐、海賊行為」の問題を挙げている。

リボブはリスクコンサルタントとして安全な地域で働くことになっていたが、誘拐・身代金保険への加入を決めた。「自分に0.00001%の確率で何かあったとき、家族がすがりつけるものを持つためだ」とリボブは語る。

誘拐・身代金要求事件の正確な発生件数を特定するのは難しいが、こうした事件が実際に起きていることや、どこで起きやすいかは分かっている。警備会社のコントロール・リスクス(Control Risks)によると、シリアやマリ、リビア、イエメン、コロンビアなどの国では、誘拐の大半にイスラム過激派やゲリラ組織、民兵が関わっている。

旅行保険サイト、ビジターズカバレージ・ドット・コム(VisitorsCoverage.com)のラジーブ・シュリバスタバ最高経営責任者(CEO)は「国内情勢不安・経済不安のために危険地域として知られる場所、あるいは市民と法執行機関や軍隊の間で最近衝突が起きた地域で旅行や仕事をする人は、誰しも誘拐・身代金・テロリズム保険を考えるべきだ」と述べた。「アフリカ、中東、インドネシア、メキシコでビジネスを行う企業にとっては、誘拐・身代金保険は欠かせない」

誘拐保険の内容は? 旅行には必要?

誘拐・身代金保険では、以下の3つの重要な分野をカバーしている。

・身代金・恐喝・ハイジャックの要求に対する高額な支払金の用意
・遠隔地あるいは危険地域からの緊急避難の補償
・誘拐犯との交渉への支払いや、訓練を受けた専門家による身代金・恐喝金の受け渡し

シュリバスタバは「訓練を受けた専門家は、生存の証拠をどのように得るか、いつ警察に通報するか、あるいは汚職があるため通報すべきではないのか、被害者の円滑な帰還のためにはテロリストや誘拐犯とどのように交渉すべきかを理解している」と述べた。

ビジターズカバレージが提供する中で特に人気の誘拐保険は、誘拐された場合のけがや死、葬式費用に加え、事件が注目を浴びた場合の広報サービス、精神科治療、医学的・法的なアドバイス、報酬の支払いなどが含まれている。また、米国土安全保障省の認定を受けた危機対応チームへの無制限の支払いも含まれている。

編集=遠藤宗生

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