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d3sign / Getty Images

フロリダ州オーランドで、「女性専用のウーバー」との位置づけの新たな配車サービスが始動した。ドライバーたちは競合を上回る収入が得られるという。
 
近年、ウーバーやリフトの乗車に絡みセクハラ被害に遭う女性が増えている。サウスカロライナ州ではウーバーを依頼した女子大生が、間違って他人の車に乗り込んだ結果、殺人事件の被害者となる事態も起きた。配車サービスで女性がレイブ被害に遭うケースは度々報じられており、安全性を高め、子供や高齢者に特化した配車サービスも生まれている。
 
そんな中、女性の利用に特化した配車サービスが生まれるのは、自然な流れといえる。今回、サービスを開始するのは安全を意味するSafeのスペルにやや変更を加えた「Safr」という社名のボストン本拠の企業だ。
 
この分野の類似企業には2016年9月に設立の「See Jane Go」があったが、南カリフォルニア本拠の同社はメディアの注目を集め、予約の受付を開始したものの2018年1月に事業を停止していた。
 
オーランドはSafrが事業を開始する2番目の都市になる。公式サイトの情報によると、Safrはドライバーに業界の平均以上の賃金を与え、女性に安全な配車サービスを提供することで、女性たちの地位を向上させる。さらに、地域社会にソーシャルインパクトをもたらそうとしている。
 
プレスリリースにはオーランド市の支援により、地元の高校生たちは限定的な無料サービスが利用可能になると記されている。また、売上の一部は現地の女性団体や子供たち、動物愛護団体に寄付されるとの記述もある。
 
しかし、同社の広報担当は複数回にわたるフォーブスからのコメント依頼に回答せず、学生たちがどのようにして無料の配車を依頼するのか、また、利用にあたっての上限の詳細も定かではない。
 
さらに、Safrは配車サービスの女性ドライバーの賃金が男性に比べて平均25%低いとしているが、その根拠も不明だ。また、Safrはオペレーションセンターから運行状況を監視するというが、その詳細についても明らかではない。
 
しかし、全米で数少ない女性に特化した配車サービスであるSafrの動きには注目しておきたい。Safrはプリスケジュール型(運行時刻やルートを事前にフィックスしたもの)の配車サービスを6月に始動させており、アプリ経由の配車依頼が可能になるのは今年8月だという。

編集=上田裕資

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