Close RECOMMEND

I write about Uber, the sharing economy and startups.

Jacobs Stock / Getty Images

企業の出張での利用に特化した旅行予約サービスで、急成長を遂げたのが「TripActions」だ。同社はビジネス利用に特化した旅行予約サービスを提供し、社員らが割安な宿を利用した場合、アマゾンのギフトカードなどの特典を与えている。
 
6月27日、TripActionsは新規で2億5000万ドル(約27億円)の資金をアンドリーセンホロウィッツの主導で調達したとアナウンスした。出資にはZeev VenturesやLightspeed Venture Partners、Group 11らも参加した。
 
TripActionsは昨年11月の資金調達の際に、10億ドルと評価されたが、今回の資金調達で約40億ドルの評価を得たという。同社の累計の資金調達額は4億8000万ドルに及んでいる。
 
創業4年のTripActionsの旅行の取り扱い額は年間11億ドルを超えており、約2000社の顧客企業にはリフトやWeWork、Sara Lee Frozen Bakeryなども含まれる。同社は企業向け経費管理サービスのDivvyとも提携を結び、利便性の向上に務めている。
 
TripActionsは当初、割安な宿を取れば報酬が貰えることで支持を拡大したが、満足できる宿泊体験が得られなければ人気は維持できない。同社はマシンラーニングの仕組みで最適なマッチングを行い、平均6分で予約が完了するシステムを生み出した。
 
同社はエクスペディアやプライスライン、Bookingなどの提携先からフライトやホテルの在庫を手配し、利用者の肩書や利用するロイヤリティプログラムなどの情報を元にマッチングを行う。「パートナーと一括契約を結ぶことで、旅行費用も抑えられている」と同社の共同創業者でCTOのIlan Twigは話した。
 
TripActionsの主な収入源は、社員1名が旅行を予約するごとに発生する25ドルの手数料だ。同社はまた外部のパートナー企業からも、コミッション料を得ている。売上額は非公開だが、黒字化はまだ果たせていないという。
 
フライトの予約にあたりTripActionsはデルタやユナイテッド、アメリカン航空らが採用したNext Generation Storefrontと呼ばれるシステムを用い、機内のアメニティの内容やWi-Fiの有無などを確認できるようにした。さらに、デルタのメインキャビンの座席の評価が、ユナイテッドのエコノミーの座席と同程度であるといった情報も確認できる。
 
TripActionsは先日、航空券の買い入れに関しユナイテッドと直接契約を結んだと発表した。今回の2億5000万ドルの調達資金を用い、同社はさらに事業を拡大させていく。
 
「出張の予約手配に関するストレスを取り除いていきたい」と同社CEOのAriel Cohenは話した。

編集=上田裕資

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい