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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

新型BMW Z4

まずは、皆さんが思っていることを言っておこう。「新型BMW Z4は、トヨタ・スープラと兄弟車」「スープラと同様のエンジンやトランスミッション、そしてシャシーなどが共通だ」といったところだろうか。 

たしかにその通りだ。ところが、実際に両方乗ってみると、不思議なぐらい走り味もフィーリングも、音も違っていた。この記事では、日本で試乗したBMW M40iについて伝えよう。

トヨタ・スープラとBMW Z4は、まるで同じ母から生まれたのに育った国が違い、一方がイッセイ・ミヤケ、もう一方がヒューゴ・ボスを着ているようなイメージだ。つまり、基本は同じだけど、喋る言葉も違えば、ファッションセンスも違う。先月110%スポーツカーの匂いがするスープラのレポートをお伝えしたが、今回乗ったのは、バリバリのドイツ語を話す高級オープンカーだ。



新Z4は、旧型よりもよりアグレッシブな顔になり、しかも寸法が全体的に大きくなっている。何よりもそのロングノーズのプロポーションが格好いい。でも、僕が気に入ったのは、この手のスポーツカーに不可欠なFRレイアウト、力強い直6ターボエンジン、そして、電動ルーフの3つだった。

さて、スペックはどうなっているのか? このZ4のラインアップには、197psの2.0iがある。でも注目されるのは、やはり僕が乗った直6ターボのM40i。パワーは、340psと500Nmのトルクを発生するけど、そのパワーをクイックシフトの8速A/Tを通すので、0-100km/h加速は4.5秒という。



当然ながら加速はどんな場面でも十分以上だが、低速からジワジワと滑らかに、あふれ出すトルク感が気持ちいい。ドライビング・パフォーマンス・コントロールのモード切り替えスイッチをスポーツモードに変えたら、ステアリングやアクセルがよりクイックに反応する。

マニュアルモードで運転したい場合、シフトパドルの引っ張る感触が良くて、気づかないうちにパドルをいじっていて、パパパっとシフトしていた。5000回転以上踏み込むと、当然加速感は半端ではなく、低音が効いた乾いたエキゾーストノートがヤミつきになる。

文=ピーター・ライオン

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