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(c)Doconomy

ここにある5つの広告には、ひとつの共通点がある。

南仏カンヌで6月17日から6月21日まで開催されていた、世界的クリエイティブフェスティバル「カンヌライオンズ」のグランプリ作品であるということだ。

30歳以下を対象とした「ヤングライオンズコンペティション」と合わせて、部門数だけでも33あるが、中でも筆者が特に印象に残った作品を5つに絞って紹介をしたい。

その夢は、十分にクレイジーか?
ナイキ/「DREAM CRAZY」



アウトドア部門、スポーツ部門でグランプリ受賞を果たしたナイキのキャンペーン「DREAM CRAZY」。

「治安の悪い地域の生まれなら、ただのテニスプレイヤーになるな。史上最高のアスリートになれ」

「ミスコン優勝かアメフト選手か。どちらかで迷うな。両方やれ」

「学校で一番早いランナーを目指すな。世界最速のランナーを目指すな。史上最速のランナーになれ」

女子プロスポーツで史上最高額の生涯獲得賞金を誇るセリーナ・ウィリアムズなど、スポーツ選手たちが実現させたクレイジーな夢が次々と紹介される。

この動画でナレーションを務めるのは、元NFL選手コリン・キャパニックだ。

コリンは2016年の試合直前、人種差別に抗議するため、国家斉唱中に起立をせずに膝まずいたことで事実上の引退に追い込まれた。そんな彼を広告に起用したことで、ナイキは保守派からの反感を買い、株価を一時的に落としたものの、その後史上最高値を更新。

シカゴの教会をバスケットボールコートに変えた「Just Do It HQ at the Church」など、他のキャンペーンでも複数の部門で受賞したナイキは、今年のカンヌライオンズを語る上で欠かすことのできない一社となった。

文=守屋美佳  写真=Shutterstock、Cannes Lions

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