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買収で得た「強み」

マクドナルドはこうした問題や、まだ達成できていないことが大きなチャンスになり得ることを理解している。

ダイナミック・イールドの共同創業者でCEOのリアド・アグモンは、「消費者に素晴らしい体験を提供したい」と考えている。マクドナルドが同社に託した任務は、まさにそれを実現することだ。

マクドナルドは3億ドル(約321億円)以上でダイナミック・イールドを買収したと伝えられている。過去20年間で最大規模の事業買収となる。

ダイナミック・イールドのウェブサイトによれば、同社はこれまでに食材宅配サービスのハローフレッシュや化粧品専門店のセフォラをはじめ、世界中の300社以上を支援。各社がより多くのウェブサイト閲覧者を顧客に変え、顧客1人当たりの売上高を伸ばし、その他の指標を向上させることを手助けしてきたという実績を持つ。

マクドナルド傘下企業として独立して業務を続ける同社の顧客には、家具大手イケアやカジュアル衣料のアーバン・アウトフィッターズなどが名前を並べる。

今のところ、この買収がもたらす影響についての評価は下されていない。だが、適切に進めていけば、マクドナルドは今後、その成長をさらに大幅なものにしていくことができるだろう。

今年4月に行った第1四半期の決算発表でマクドナルドは、世界全体での既存店売上高が15四半期連続で増加したことを明らかにしている。

編集=木内涼子

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