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雨雲が重く垂れ込める梅雨の季節がやってきた。スカッとしない空模様と同じく、気持ちが晴れない人も多いのではないだろうか。頭も痛いし、体も重い。そういえばこのところやたらと眠いし、疲れやすくてついタクシーばかり使ってしまいそうになるのは、きっと梅雨のせいに違いない。 

仕事のパフォーマンスを著しく低下させてしまう梅雨時の体調不良。できることなら、自力でマネジメントしたい。多くの人が悩む症状とその対処法について、国際中医薬膳師の資格を持つ薬膳アテンダントの池田陽子さんに助けを求めた。

体に溜め込んだ「水分」が「気圧の変化」に反応してしまう

池田さんによれば、「梅雨は1年で最も体調を崩しやすい季節」だそう。その犯人はズバリ「湿気=湿邪」だ。

梅雨の時期に体調不良が起きやすい人の特徴は、「体に余分な湿気を溜め込みすぎている」こと。

雨が降って空気中の湿度が高い日々が続くと、人間の体にも梅雨の湿気が入り込み、逃がしにくくなる(湿邪)。その水分が、めまぐるしく変化する気圧に反応することで、さまざまな体調不良が引き起こされるのだ。

運動不足などで、普段から水分代謝が良くない人は、特につらい症状が出やすくなるので注意が必要だ。

「湿気によるトラブルの特徴を言葉にすれば、『重い、濁る、粘る、滞る』。具体的には、頭や身体が重だるくなる、頭もすっきりせずに物事に集中できない、軟便、目やに、じんましん、化膿しやすくなる、などの症状が出やすくなります」(池田さん)。

文=松崎美和子

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