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長友佑都 (c) Shinji Minegishi

常に挑戦を続けていたい──そんな思いのもと起業家として、さまざまなことに取り組んでいるプロサッカー選手の長友佑都。

2016年4月に立ち上げた会社「Cuore(クオーレ)」も3年が経過し、新たなフェーズに突入しようとしている。6月20日には長友の専属シェフを務める加藤超也シェフと、監修を務めた山田悟医師とともに3年かけて編み出した食事法「ファットアダプト食事法」をPC・スマホから実践できるWEBアプリを発表するほか、著書も出版する。

起業家として歩んできた、これまでの時間を長友はどう捉えているのか。また、今後どんなことに挑戦しようと思っているのか。長友が胸の内を明かした。

サッカーだけやっていては見れない世界が見られる

会社を設立し、事業を始めてみて感じたのは、「ビジネスはすごく楽しいけど、すごく難しい」ということ。サッカーの方がシンプルだと思ってしまうほどです。

サッカーはチームスポーツですが、選手としての評価は自分の結果次第でどうにかなる。しかし、ビジネスや会社は自分の結果だけではどうしようもない。会社を大きくしようと思ったら、仲間の支えが必要だし、そのための組織文化やシステムが必要になる。

そして、問題が生じたときは不安を感じることもありますが、それも含めて経験できるのは挑戦している人だけの特権。その問題を避けて通ったり、サッカーだけやっていたりしては経験できない、見られない世界なんだと思います。

Cuoreで手がけている運動事業は会社設立後、すぐにスタートしました。大手フィットネス企業と業務提携を結び、僕の実践していたトレーニングを体系化し、一般の人たちが実践できるようにしています。また今も継続して商品開発を一緒に行っているMTG、他にも、「FLOWIN」という商品の総代理店契約をスウェーデンのFLOWIN ABと結んでいます。

「FLOWIN」に関しては、僕がインテルに在籍していた頃に画期的だと思って愛用していた商品で、本国の担当者にコンタクトを取り、日本に展開しました。

また、“ヨガ友”と題した書籍を出版するなど、ヨガにも着目していて、今年の1月には「CUORE ONE」というプライベートジムをオープンしました。アスリートや一般の人たちにも僕やトップアスリートが実践するトレーニングを実際に体験することができます。


「CUORE ONE」室内

これらの事業活動をしていく中で考えていることは、自分が本物と思うもの、納得するサービスやコンテンツを届けるということはもちろんですが、進化し続けていかなければならないと思っています。20年前からずっと継続して存続する商品やサービスも多くないと思います。僕も会社も事業も進化を続けないと求められなくなる、と感じています。

構成=新國翔大 

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