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(Photo by Bill Pugliano/Getty Images)

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が6月9日、シリコンバレーの自動運転関連のスタートアップ「オーロラ(Aurora)」との提携を発表した。FCAとオーロラは今後、自動運転車両の商用利用に向けての取り組みを進めていく。

自動運転領域のスターエンジニア3人が率いるオーロラはFCAと覚書を交わし、コンピュータビジョンやセンサー、自動運転に関わるテクノロジーを提供していくとアナウンスした。今回の提携は、FCAのピックアップトラック車両「ラム」や「フィアット・プロフェッショナル」などの商用車両を主眼に置いたものとなる。

今回の提携に関する金銭面での条件は開示されておらず、FCAがオーロラに対して出資を行うのかどうかも不明だ。また、2社が製造する自動運転トラック及び商用車のリリース時期についても明かされていない。

フィアット・クライスラーCEOのマイケル・マンリーは声明で「当社は顧客のニーズに応え、自動運転領域の企業と戦略的パートナーシップを結んでいく」と述べた。「オーロラは先進的なスキルセットを備えた企業として、当社の自動運転分野での試みを支援してくれる」

自動運転分野では個人向け車両へのテクノロジーの導入が遅れをとる中で、トラックや商用車向けの動きが活性化している。自動運転トラック分野ではTuSimpleや、Embark、Starskyといったスタートアップが注目を集めている。

FCAは自動運転領域においてはこれまで、アルファベット傘下のウェイモが米国でロボタクシーサービスに活用中のミニバン「パシフィカ」の製造元として知られてきた。

オーロラはアマゾンなどから累計6億2000万ドル(約674億円)を調達しており、創業者でCEOのクリス・アームソンはグーグルの自動運転プロジェクトを率いた過去を持つ。

同社はフォルクスワーゲンやヒュンダイモーターズ、中国のEVメーカーであるBytonともプロジェクトを開始しており、先日はモンタナ州のLiDARメーカー「Blackmore」を買収すると発表した。

オーロラのプロジェクト主任のSterling Andersonは声明で「FCAとパートナーシップシップを結び、商用車両関連のビジネスに関われることは非常に光栄だ」と述べた。

Andersonはオーロラに入社する以前はカーネギーメロン大学で教授を務め、ウーバーの自動運転部門に参加したほか、テスラのオートパイロットプログラムを主導していた。

編集=上田裕資

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