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フランシス・ルイ カジノリゾート「ギャラクシー・エンターテインメント」副会長

香港とマカオを結ぶフェリーの定期便。船内のエコノミークラスには、他の乗客に混じって通勤する一人の億万長者がいる。マカオで世界最大級のカジノを副会長として率いる「ギャラクシー・エンターテインメント・グループ」のフランシス・ルイ(63)だ。

控え目な彼が今、“カジノ王”として一時代を築いたスタンリー・ホーに代わり、マカオの新しい顔になろうとしている。

実際、ギャラクシー社の2018年の売り上げは17億ドルに上る。成功要因は、「ホエール(クジラ)」と呼ばれる多額の賭け金を使う上客を追うのではなく、中国本土から来る中流層にターゲットを絞った点だ。中国政府はマカオ経済を多角化し、観光と娯楽の中心地にするべく、カジノに商業施設やレストランを併設するよう求めてきた。ギャラクシー社はいち早く、その道を切り開いてきたのだ。


戦略を立案したルイは振り返る。「最初から競合他社のマネをしない、と決めていました。常に自分たちらしくありたいからです」


フランシス・ルイ◎カジノリゾート「ギャラクシー・エンターテインメント」副会長。1979年に同社へ入社。現在、社内取締役などの要職を複数兼任するほか、社外でも第13期の中国人民政治協商会議の委員を務めるなど、多岐にわたって活躍している。米カリフォルニア大学バークレー校で土木工学の学士号、構造工学の修士号を取得。

文 = ムハンマド・コーエン 写真 = アンソニー・クワン

VOL.10

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