経済キャスター/Forbes JAPAN編集部コントリビューティングエディター



(左から)東宝常務取締役の松岡宏泰、 ゲームフリーク常務取締役の増田順一、  网易游戏のゲーム部門パブリッシュ責任者のワン・イー、ポケモン代表取締役社長の石原恒和、ナイアンテックCEOのジョン・ハンケ、任天堂ハードウェア開発部の丸山和宏、ポケモンセンター代表取締役社長の上郷頼臣

そして会見の終盤、石原は「ポケモンの存在を通して現実世界と仮想世界の両方を豊かにしていきたい」と同社の社是に触れ、「空間的にも、時間的にもまだ攻め切れていない領域が色々あり、それに向けての動きもある」と語った。

「移動時間」に加えて、「睡眠時間」。この先、ポケモンは私たちのどのような“時間”そして“空間”に姿を現すのだろうか。

リアルとバーチャルの世界、オンラインとオフラインの世界の垣根がなくなるというOnline Merges with Offline=OMOの世界観。

例えば、小売業界では、アマゾンがリアル店舗「アマゾンゴー」を出店し、アリババがリアル店舗「盒馬鮮生(フーマーシェンシャン)」を出店していることがその例と言えるが、あらゆる業界の勢力図に地殻変動をもたらすであろうこのOMOの世界観をゲーム業界で牽引するのが今回発表された「ポケモンゴー」の次の一手ではないだろうか。

そして、それはリアルとバーチャルの壁を越えるのみならず、睡眠時間までもエンターテインメントに組み込み、時間の壁をも越えるいわば四次元的な発想である。新たなOMOの世界へと先陣を切って、私たちをいざなってくれるのは、もしかしたらこのポケットモンスターの可愛らしい背中なのかもしれない。

文=瀧口友里奈

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