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地方という余白(ポテンシャル)の多いフィールドで、何か新しいことをしてみたいあなたへ。Forbes JAPANでは、地域や価値観、職種などさまざまなボーダーを越えて活躍する人物を「越境イノベーター」と名付け、目指す人へのヒントを「面白さ」「仕事」「仲間」「拠点」の4カテゴリーに分けて事例を紹介しよう。


「拠点」をつくる5つの事例

1. ADDress(アドレス)/千葉県など全国11拠点/2018年〜



「人口をシェア」多拠点居住サービス

「月額4万円から全国どこでも住み放題」で話題の多拠点居住サービス。会員は登録拠点にどこでも住めて、個室を確保しつつシェアハウスのようにリビングやキッチンなどを共有する。光熱費、Wi-Fi、家具、アメニティ、共有部分の清掃などの費用も含む。個室にはクイーンサイズのベッドを導入。会員の一親等以内は無料で使えるため、家族での利用も可能だ。

2019年4月にウェブのプラットフォームがオープン。千葉県南房総市の海の近くや、静岡県南伊豆町の温泉付きの物件などが登録されている。空き家や別荘を活用し、物件調達パートナーである「カチタス」や「NPO法人離島経済新聞社」「R不動産」とも協力して拠点を増やしていく。地域とのつながりを重視し、地域住民との交流を促すハブ役として、各拠点に「家守(やもり)」を置く。コンセプトは「人口のシェアリング」。人口減少時代に、移住ではない新しい選択肢を提供する。

2. RONIN BANK(ロウニンバンク)/現在3カ所。順次拡大中/2019年2月〜



スキルと宿を交換する新たなツーリズム

「地方に拠点を持ちたいけれど予算がない」「見知らぬ土地で地元の人々と触れ合い、暮らすように滞在したい」といったアドレスホッパーの需要と、「農作業や補修などの軽作業、ウェブサイトの制作などのお手伝いがほしい」という主人のニーズに対し、「RONIN」は自分の持つスキルを提供し、その対価として「主人」は宿を提供する。主人がRONINに求める知識や労働力は業種によって異なるが、主人は旅館業や民泊を営んでいることが多いため、旅をしながらそのノウハウを得ることも可能だ。「住み込みバイトの無給版」と見えなくもないが、これはRONINも主人も金銭のやりとりではなく、コミュニケーションを最大の価値とする新しいモデルである。

文=フォーブス ジャパン編集部+三井三奈子

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