Forbes CAREER編集長


そこから「ベンチャーキャピタル 日本」と検索して上から順番にテレアポをしていきました。弊社は元々ITには全く関わりのない営業会社だったので、テレアポは得意だったんです。でも当時は2012年でリーマンショックの影響が続いていて、今振り返ると2000年代で最もベンチャーへの投資先件数が少なかった年です。

だから電話をかけても「今は新規の投資をやってません」という声がほとんど。でも何とか3社だけアポが取れました。

最初の2社はお会いしてもなかなか反応が悪く、その場でお断りされました。でも3社目だけはどこか違いました。

初対面で「金谷さん、何かすごいことをやりそうですね」とおっしゃってくれたのです。しかし、説明を聞いていくとどうやら東証1部上場の大手のベンチャーキャピタルらしく「審査厳しそう」と純粋に思いました。

そして担当の方が僕にこう聞いたのです、「金谷さん、事業計画出せますか?」と。

「事業計画ってなんですか?」と、私は正直に答えました(笑)。

するとニコッと笑い「一緒に作っていきましょう」と言ってくれたのを覚えています。

そこから様々なやりとりを続け、アイドルライブを開催した日から2カ月後の2012年の9月に、この大手ベンチャーキャピタルから6500万円の出資をしてもらうことになり、奇跡的に会社は存続したのです。

そして2014年、今の社名にもなっている駐車場シェアリングアプリ『akippa』を開始し、ありがたいことに皆さんにも知っていただけるようになりました。


営業会社から一転して、今はエンジニア、マーケター中心の組織構成に。

一冊の本に救われた人生。今度は誰かの人生を救う本を、自分が作る

この本を誰かにというより、困った時に諦めず書籍などを見ていけば何か道は開けるかもしれないということを伝えたいです。先人たちも同じことで悩んできていると思うので、どこかにヒントがあるかもしれません。

まさに私も、資金に困ったことを含めた弊社の創業からのストーリーを、書籍化しようとしています。

幻冬社とCAMPFIREの新たな出版プラットフォームである、出版クラウドファンディングの『EXODUS』の最初の挑戦者に選出されまして、まさに今チャレンジ中です。

弊社は失敗ばかりしてきたけど、諦めず乗り越えてきました。「こんな奴らにできるなら、自分たちにもできるはず」と、誰かの勇気になったら嬉しいですね。

文=後藤亮輔

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