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欧州刑事警察機構(ユーロポール)は5月3日、ドイツやフィンランド、オランダ、米国の捜査当局の連携により、世界最大級の違法取引サイト「ウォールストリートマーケット」と「Silkkitie(Valhalla)」を閉鎖に追い込んだと発表した。

ユーロポールのCatherine De Bolleは声明で「ダークウェブでの違法取引プラットフォームの摘発においては、国をまたいだ当局の連携が重要だ。

今回の摘発により、闇サイトでの取引が、犯罪者が考えるほど匿名性が高いものではないことも示せた」と述べた。

匿名通信ソフトのTorを使ってアクセスできる「ダークウェブ」に存在する違法オンライン市場の中で、ウォールストリートマーケットは世界第2位の規模とされ、115万人を超える利用者を抱えていた。

そこで売買されるのは、コカインやヘロイン、大麻や覚せい剤などの違法薬物に加え、流出データや偽造書類、マルウェアなどだった。

ウォールストリートマーケットは極めて洗練されたマーケットプレイスで、売り手や買い手の評価システムはもちろん、アップロードする画像からEXIFデータを簡単に削除する機能も備えていた。

運営元はこのサイトが「強固なセキュリティ」で守られているとしていたが、ここ数週間で利用者のデータや盗んだビットコインの流出が確認されており、それが摘発につながった可能性がある。

ユーロポールは今回の捜査で、2013年に開設された最も歴史の古い闇サイトとして知られるSilkkitie(Valhalla)のサーバを突き止め、盗まれたビットコインを押収したという。

しかし、闇サイトの摘発が相次ぐ中で、皮肉なことにサイバー犯罪者らがダークウェブを離れ、一般のインターネット上で同様な違法取引サイトを開設する事例も増えている。

特に、偽造クレジットカードをオープンなウェブ上で販売するケースが増加中だ。

「サイバー犯罪者たちはダークウェブからオープンなウェブに移動を始め、SNSなどのネットワークで違法取引を開始している」とセキュリティ企業ZeroFoxのZack Allenは述べている。

今回の摘発にあたり、ユーロポールは特別捜査チームの「Dark Web Team」を編成し、各国の当局と連携をとりながら捜査を行った。

編集=上田裕資

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