フォーブス ジャパン コミュニティプロデューサー

「モテマスカラ」、「LIP38℃」などを展開してきたフローフシ(FLOWFUSHI、東京都港区)が新ブランドとして立ち上げたUZU(ウズ)が好調だ。第一弾の商品として発表した14色のアイライナーは発売して約1ヶ月、当初予測の14倍の売り上げをみせている。SNSでは2万件以上の投稿が「#UZU」、「#UnframeTheBeauty」のハッシュタグとともに発信されている。

全部で14色のアイライナーには、通常使用されるブラックやブラウン以外にも、パープル、オレンジ、ピンク、イエロー、ホワイトなど、多様な色を揃えている。そして、一際目立つのはそのブランドメッセージだ。

人種、性別、年齢、すべてを超えて。
アイライナーをアイライナー以上のものに。

既存の枠組みを化粧品から変えていこうという強い思いが発信されている。豊富なカラーバリエーションと強いメッセージ。他のブランドから一線を画すUZUはなぜ人々に支持されているのか、担当者に話を聞いた。

発色の良いカラーが新しい時代の空気感に合う



━━3月中旬に発売されたUZUのアイライナーが当初予測から14倍の売り上げとなりました。なぜここまで多くの人に支持されていると分析しますか。

ホワイトやオレンジなど発色がはっきりとしたポップな色を、日本のユーザーが想像以上に楽しんで使ってくださっています。ここ数年、国産ブランドから発売されるカラーコスメはくすませるようなカラーが多かったのですが、発色の良いカラーがこれから始まる新しい時代の空気感に合っているからだと思います。

従来のカラーライナーは、耐水性が弱く、にじんでしまったり、すぐに落ちてしまったりするものも多くありました。一方できれいな発色のカラーライナーは外資系デパートメントコスメがほとんどでした。しかし、それらは価格が3000円以上と高かったので、気軽に楽しみづらいという背景がありました。

また、1色購入より2色以上組み合わせて購入されるユーザーが多くいらっしゃいます。ただラインを引くだけではなく、アイシャドウのように塗ってみたり、描いてみたり、中にはボディペイントに使用されるユーザーも。インスタグラムでは、男性の方が使用している投稿も見られました。

━━リニューアルの新ブランド第一弾をアイライナーにしたのはなぜでしょうか。

リキッドアイライナーは、日本のユーザーに愛され育てていただいた、FLOWFUSHIのアイコン的な製品で、最も開発に苦労をしました。 FLOWFUSHIのモテライナーは、SNSでダイレクトにユーザーに問いかけるなどしてユーザーの意見を集めて開発に反映しており、一緒に作ってきたという意味で思い入れが深く、また、世界で唯一無二の圧倒的なクオリティを証明することができる製品だからです。

14色のカラー展開も大きなテーマでした。昨今の日本のビューティーシーンにおいては、 「くすみカラー」「くすませる〇〇」のような商品を好んで買うというような風潮があると思います。これはビューティーに対して否定から入ってしまうことの表れなのではないかと考えました。あえてくすませる必要などないのに…。

「大人しくないと似合わない」という認識を変え、はっきりとした発色も似合うんだと伝えたかったため、多様な色展開となっています。

文=井土亜梨沙、写真=FLOWFUSHI

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