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「イエス」と言うのは簡単だが、「ノー」と言うのは難しい。子どもを持つ人であれば、「ノー」を学ぶのが子どもにとってどれほど簡単なことか理解できるだろう。子どもはいつもこの言葉を使っている。しかし成長するにつれ「ノー」という言葉が遠い記憶となり、「イエス」が日常化する。これは不思議なことだ。

人を喜ばせたいタイプの人は特に断りづらいと感じるし、私たちは心の奥底では人に好かれたいと思っている。しかし、断ることは起業家にとって成功と失敗を左右する重要な要素だ。起業したばかりのときは全ての機会を追い求めたいと思ってしまう。この戦略はしばらくの間はうまくいくかもしれないが、そのうち突然仕事があふれるようになり疲れ果ててしまう。

起業のプロセスは短距離走ではなくマラソンだ。懸命に働くことよりもスマートに働くことが大事になるので、時間の使い方が非常に重要だ。ウォーレン・バフェットは「本当の成功者はほぼ全てのことに『ノー』と言う」と述べている。次のプロジェクトを承諾する前に、ここに挙げる3つのアプローチを使って断るべきかどうかを見極めよう。

1. 考え方を変える

起業家の中には最初の段階で、自分にもたらされる全ての機会を受け入れなければもう二度と回ってこないかもしれないと考え「不足の心理」に苦しむ人が多い。しかし、全てのプロジェクトを承諾してしまえば、自分には合わない顧客も受け入れることになるかもしれない。顧客が自分に合わず嫌な経験をすれば、時間や金を無駄にするだけではなく顧客も満足させることができない。

豊富の心理を持てば、適切な顧客は多く存在するということを認識でき、そうした顧客を探す必要があるだけだということに気付ける。自己啓発書作家のトニー・ロビンズは「不足を乗り越えることは決してない。それを超えたところから始めなければならない」と述べている。

2. 焦点がぶれないようにする

起業家のあなたは財務やマーケティング、オペレーションなど事業の全ての側面に関わっている。慎重にプロジェクトを選び、賢く時間を管理しなければ、注意散漫状態になって本当に重要なものに集中できなくなるのは簡単だ。アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズは断ることに関し、1997年のアップル世界開発者会議で次のように考えを語った。

翻訳・編集=出田静

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