Freelance journalist covering health tech and fitness innovation

(Photo by Guido De Bortoli/Getty Images)

フィットネスクラブを利用したことがある人なら、「Technogym(テクノジム)」という社名に見覚えがあるはずだ。

イタリアに本拠を置くTechnogymは、ジム向け機器分野において世界で最も有名なメーカーだ。同社の創業者でCEOのNerio Alessandriは、25年前に自宅のガレージでビジネスを始動した。Technogymが他のジム機器メーカーと異なるのは、運動やダイエットから前向きな精神を生み出す、ライフスタイルブランドの方針を打ち出した点だ。

Technogymは近年、家庭向けのウェルネスプログラムの提供に注力し、自宅でフィットネスクラブのプログラムが受講できる、デジタルプラットフォーム「Technology Live」を立ち上げた。

同社はサイクリング運動がデジタルプラットフォームで行える「Technogym Bike」というプロダクトも始動させた。Technogym Bikeでは自宅でも、スクリーンを通じてコーチの指導を受けながらサイクリングが行える。特許出願中のOn-the-flyシステムを用い、全てのライダーを適切な乗車ポジションに導く機能もある。運動量はデータで正確に把握可能だ。

Technogym Bikeは今後の数カ月で発売され、ジムでも自宅でも利用可能になる。同社はさらに、グループサイクリングやランニング、ブートキャンプやボート漕ぎ運動、ボクシングに対応するプロダクトをリリースする計画だ。

「デジタル化の浸透で、フィットネス分野にもシェアリングやサブスクリプションの波が押し寄せている」と同社はプレスリリースで述べた。Technogym Liveのプラットフォームは、1Rebel LondonやRumble New York、Virgin Active Revolution Milanなどの有名ジムでも活用されている。

Technogym Liveでは、有名トレーナーのレッスンがオンデマンドで受講可能になる。利用者は様々なクラスの中から好みのものを選び、好きな音楽をBGMに指定できるという。テクノロジーの進化により、ジムの愛好家たちが自宅に居ながらトレーニングが行える時代がやってきた。

世界で最も知名度の高いジム機器メーカーのTechnogym Liveがこの分野に参入したことで、オンデマンドのフィットネスプログラムの提供は、今後さらに活発化していきそうだ。

編集=上田裕資

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