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Forbes JAPAN Web編集部

StreetVJ / Shutterstock.com

PayPayは2月12日〜5月31日まで、20%還元と最大1000円くじが当たる第二弾「100億円キャンペーン」を実施している。

この期間中にはPayPayに対抗し、LINE Payは20%還元と支払い後にもらえるくじで最大2000円相当が当たる「春の超Payトク祭」(3月15日〜3月31日)を開催。Origami Payもタクシー初乗り半額キャンペーン(3月11日〜3月17日開催)を実施し、QRコード決済サービスの競争が見られた。

PayPayを筆頭に、加熱するスマホ決済サービスのキャンペーンが与えた市場への効果はどれくらいあるのだろうか。

ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズは、ネットユーザーの行動ログを用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、PayPayの利用動向を調査し、その結果を4月8日に発表した。

2018年12月に実施した第一弾の「100億円あげちゃうキャンペーン」で一気に新規ユーザーを獲得したPayPayは順調にユーザーを増やし、アプリユーザー数(2019年2月時点)は774万人に達している。

この調査によってキャッシュバック上限を第一弾の5万円から1000円相当に縮小した第二弾の「100億円あげちゃうキャンペーン」の影響や、第一弾キャンペーンでの獲得ユーザーのロイヤルティを、モニターパネル(20代以上)のスマホ行動データを用いて「PayPay」アプリ及び主要決済アプリユーザーの行動を分析した。

600万人に迫る月間利用ユーザーを獲得

下の図表にある月次ユーザー数からは、第二弾キャンペーンが第一弾以上にPayPayユーザーを集めていることがわかった。


主要決算アプリの月次ユーザー数(2018年3月〜2019年2月)。推移アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでのインストールおよび起動を集計、モニターパネル(20代以上)での出現率を基に国内ネット人口に則して推測。「LINE Pay」は決済機能単独でのログが取得できないため、主要アプリの対象外としている

第一弾キャンペーン終了後、1月は441万人と若干落ち込んだ利用ユーザーが、2月には前月比36%増の599万人に急増した。

楽天ペイ、Origamiがこの期間でPayPayユーザー数を上回ることはなかったものの、両サービスとも利用者が右肩上がりで増加している。PayPayのキャンペーンはスマホ決済への注目を集め、市場自体の拡大に繋がったようだ。

2月時点のPayPay所持ユーザー数は774万人になり、第二弾キャンペーンで着実に新規ユーザーを獲得している。


主要決算アプリをインストールしたユーザー数(2018年12月〜2019年2月)

文=須貝直子

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