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2019年のグラミー賞に出席したBTS(Photo by Michael Kovac/Getty Images )

韓国のKポップの売上は昨年、きわめて大きな成長を記録した。先日、IFPI(国際レコード連盟)が発表した最新レポート「Global Music Report 2019」では、売上の主力としてBTS(防弾少年団)やBLACKPINKが紹介された。

韓国の音楽業界の売上は2018年、前年比17.9%増となった。IFPIは、Kポップが世界の音楽業界において、パワープレーヤーにシフトしつつあると述べている。韓国の音楽業界の売上規模は、世界6位にランクインした(上位5位は米国、日本、英国、ドイツ、フランスの順)。

世界の音楽業界の物理メデイア(CD及びレコード)からの売上は昨年、前年比10.1%の減少となったが、ストリーミングの普及で2018年の音楽業界全体の売上は昨年、前年比9.7%増の191億ドル(約2.1兆円)に達した

世界2位の音楽市場である日本の売上は2017年に2.9%の減少だったが、2018年は3.4%の上昇となった。IFPIによると、2018年はアジア地域が史上初めて、世界の地域ごとの売上げランキングで2位に入ったという。

スポティファイは、まだ韓国に進出を果たせていないが、韓国人アーティストはスポティファイに大量の楽曲をアップロードし、プレイリストも公開している。昨年末にスポティファイが発表した、「世界で最も再生されたグループ」ランキングでBTSは、米国のイマジン・ドラゴンズに次いで2位に入った。

IFPIが集計した世界のアルバム売上げランキングでBTSは、「Love Yourself: Answer」で2位を、「Love Yourself: Tear」で3位を獲得し、売上は270万枚と230万枚だった。BTSは世界のトップアーティストランキングでも2位を記録した。

スポティファイでデータサイエンティストを務めるDavid Erlandssonは「シンガポールのスポティファイの編成チームは、Kポップをアジア市場の中核と捉えている」とIFPIのレポートで述べた。

「スポティファイはKポップのプレイリストを、東南アジア市場向けに立ち上げたが、今では世界中のユーザーが楽しむジャンルになった」とErlandssonは話した。

彼によるとKポップの楽曲は昨年、ペルーやカナダ、フランスのユーザーたちに1億回以上再生されたという。韓国人アーティストの音楽は現在、かつてないほどの支持を世界の音楽ユーザーから獲得している。

編集=上田裕資

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