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保険テック(インシュアテック)のスタートアップとして注目を集めるのが、オンデマンドの保険プラットフォーム「Trov」だ。

Trovはアプリ経由で手軽に保険が申し込めるサービスで、高価なガジェットを紛失してしまった場合などに補償が受けられる。例えば、iPhone XS Maxに1日あたり85セントの費用で保険がかけられる。

2012年設立でサンフランシスコ本拠のTrovは、2017年に実施したシリーズD資金調達で4500万ドル(約50億円)を調達した。ミュンヘン再保険のベンチャー投資部門(Munich Re/HSB Ventures)が主導したこのラウンドには、日本のSOMPO ホールディングスも参加していた。

事業の多角化を進めるTrovは、モビリティ領域への進出も進めている。同社は昨年末に、フランスのプジョーやシトロエンを傘下に持つ自動車大手PSAとパートナーシップを結び、PSAの自動車シェアサービス「Free2Move」向けに、保険を提供している。

Free2Moveは欧州の11カ国のほか、米国のワシントンDCにも進出した。Free2Moveではアプリ経由で都市部に配置された車両をレンタル可能で、ワシントンDCでの料金は1時間12ドル、もしくは1日79ドルとなっている。利用者は車のレンタル料金に含む形で、Trovの保険サービスを受けられる。

Free2MoveはTrovのAPIを用いて、ユーザーに車両保険を提供している。アプリが車両をトラッキングし、駐車時間や走行時間などを計測し最適な保険プランを提供する。この仕組みでFree2Moveは、競合の自動車シェアサービスよりも安い価格で保険料込みのサービスを提供できる。

PSAの北米部門のチーフエグゼクティブは先月のメディアの取材に対し、Trovとの取り組みで保険コストを30%削減できたと述べていた。

編集=上田裕資

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