This blog is about financial deceptions, swindles and costly untruths.

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ショッピングに行って商品を選ぶのと違って、大学選びの場合は、値札を無視しなければならない。値札に書かれている価格が、実際には自分に当てはまらない可能性があるからだ。

大学進学にかかる実際の費用とは、学資援助や授業料の免除額を差し引いた、実際に払う「正味価格」 のことだ。しかし残念ながら、大学選びをしている人が、最初に目にした値札に驚き、応募を諦めてしまうケースが多々ある。

正味価格は、その大学への進学が手ごろかどうかを決定づけるものであり、直観的にはわかりにくいものでもある。正味価格が最安値の大学であっても、概して年間授業料7万ドル(約780万円)以上という、高額な値札がついていることもある。

「学生ローンで借金を背負っても構わない」とか、「親が裕福」という場合でない限り、授業料が総額で28万ドル(約3100万円)を超える4年制大学を検討する意味があるのだろうか。そう考える人もいるだろう。答えは簡単だ。あなたが優秀な学生で、学資援助、またはメリット型奨学金(芸術や運動などの分野で優れた能力を持つ学生を対象にした学資援助制度) を受ける資格があるなら、これ以上ないお手頃価格で進学できるかもしれない。

超一流大学のなかには、最高の学資援助制度があるところもある。それは、長年にわたる的確な資産運用や、太っ腹な卒業生からの寄付金のおかげだ。それらの大学が長期にわたって積み立ててきた寄付金や基金は通常、数十億ドルにのぼる。だからこそ、学生に対して惜しみなく学資を援助できるわけだ。

では、大学進学希望者をサポートする「プリンストン・レビュー」による、「正味価格」を評価した最新ランキングを紹介しよう 。

1.カリフォルニア工科大学 / カリフォルニア州パサデナ
2.スタンフォード大学 / カリフォルニア州スタンフォード
3.プリンストン大学 / ニュージャージー州プリンストン
4.マサチューセッツ工科大学 / マサチューセッツ州ケンブリッジ
5.ウィリアムズ大学 / マサチューセッツ州ウィリアムズタウン
6.ハーベイ・マッド大学 / カリフォルニア州クレアモント
7.イェール大学 / コネチカット州ニューヘイブン
8.ハーバード大学 / マサチューセッツ州ケンブリッジ
9.クーパー・ユニオン / ニューヨーク州ニューヨーク
10.バージニア大学 / バージニア州シャーロッツビル

上位10校のうち、州立大学は1校のみ(バージニア大学) だが、だからといって、公立大学からの寛大な学資援助を期待できないわけではない。10位以下を見てみると、カリフォルニア大学バークレー校(11位)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(21位)、ノースカロライナ大学チャペルヒル校(16位)と、州立大学が並んでいる。

だが、こうした大学のほとんどは、並外れた成績優秀者でなければ入学できない。合格率がきわめて低いのだ。スタンフォード大学の場合、応募者の95%は不合格だし、ほかの大学もそれと大差ない。

どこを志望するのであれ、大学にかかる費用を安く抑えるうえでカギとなるのは、高校の成績と、SAT(大学進学適性試験)などのテスト成績が上位で 、社会奉仕活動の経験があること。さらに、片っ端から学資援助に申し込むことだ。

連邦政府の学資援助申請システム「FAFSA(Free Application for Federal Student Aid)」 に登録するのを絶対に忘れてはいけない。また、非営利教育団体カレッジ・ボード(College Board) が運営する学資援助申請システム「CSS Profile」にも登録しておくといいだろう。

大きな夢を持ちつつ、地元に目を向けることも忘れないようにしよう。超一流大学への進学は叶わないかもしれないが、コミュニティ・カレッジ(公立の2年制大学)やコミューター・カレッジ(寮がない、通学生だけの大学) でも、手ごろな価格で教育が受けられる。借金を背負うことなく大学を卒業できる点は大きい。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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