トランプ大統領(Photo by Tuan Mark / Getty Images)

米シエナ大学の世論調査機関、シエナカレッジ・リサーチ・インスティテュートは先ごろ、米国の歴代大統領を20項目で評価した結果に基づくランキングを発表した。

総合評価でトップ5に入ったのは、当然とも言えそうな顔ぶれだ。1位から順に、ジョージ・ワシントン、フランクリン・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズベルト、トーマス・ジェファーソンとなった。

総合ランキングの上位20人までには、民主党所属の8人(ハリー・トルーマン、ジョン・F・ケネディ、ウッドロウ・ウィルソン、ジェームズ・ポーク、ビル・クリントン、リンドン・ジョンソン、バラク・オバマ、アンドリュー・ジャクソン)、共和党所属の3人(ドワイト・アイゼンハワー、ロナルド・レーガンとウィリアム・マッキンリー)が入っている。

一方、最下位の44位はアンドリュー・ジョンソン(弾劾訴追されており、それほど不思議ではない)だった。43位はジェームズ・ブキャナン(南北戦争前の緊張が高まる米国でさらなる混乱を招いた。これにも異議はないだろう)。

そして、米国で3番目に評価の低い大統領となったのは、現職のドナルド・トランプだった。

評価に関する疑問

歴史家と政治学者などが歴代大統領を評価した各項目の中で、トランプが40位以下に入らなかったのは、「強運である」「リスクを取る意欲がある」「経済運営」のみだった。

「品位」「知性」「高位の行政官の任命」「全般的な能力」の4項目では最下位。「経歴(家柄、教育、経験)」「コミュニケーション能力」「党指導部との関係」では最下位から2番目の43位となった。

ただ、この最新の調査結果については2つ、疑問に思える点がある。

まず、トランプが「コミュニケーション能力」で44人中43位となっていることだ。トランプのツイートは不愉快なものも多いが、極めて忠実な彼の支持層に、言いたいことが伝わっていないわけではないだろう。この支持者たちが、ヒラリー・クリントンではなくトランプが、シエナの調査対象に入っている理由だ。

編集=木内涼子

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