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日本が打ち上げた無人小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への歴史的な着陸を成功させた際、小惑星の表面に黒い痕跡を残していたことが分かった。

2月22日に上空から撮影された写真で、リュウグウの表面に黒い痕跡が残っていることが確認された。しかし、この痕跡がどのような原因で出来たのは不明だという。JAXAは、スラスタ(噴射装置)がガスを噴射したことによるものか、表面に向けて放った弾丸によるものだと推測している。

JAXAはこの画像についてホームページ上で「図1は、タッチダウンから約1分後に撮影したもので、撮影高度は約25m(誤差数m)と推定される。探査機の影の下の部分の色が周りと異なっているのは、タッチダウンによって変色したものだ。変色した理由は現時点では不明だが、スラスタや弾丸(プロジェクタイル)によって舞い上がった砂が原因の可能性もある」と説明している。

「弾丸」を放った理由は、サンプルを採取して持ち帰るという今回のミッションで最大の目的を達成するためだ。

はやぶさ2は着陸後に、重さ5グラムの金属製の弾丸を秒速300メートルの速さで打ち込んだ。これは弾丸の衝突で砕けて舞い上がった岩石の小片を、サンプラーホーンと呼ばれる採取装置で収集するためだ。

採取後は上昇し、上空およそ20キロメートルの定位置に戻った。

はやぶさ2は、約32億キロメートルの距離を飛行して2018年6月にリュウグウに到着した。当初は10月に着陸する予定だったが、リュウグウに接近してみると、地表が巨大な岩石に覆われていることが判明した。

JAXAは直径100メートルほどの平地に着陸させたいと考えていたが、調査を続けた結果、直径わずか6メートルという小さな場所へのピンポイントの着陸を試みることになった。

JAXAは今年1月、「リュウグウ表面には数多くのボルダー(岩、岩塊)が分布している。どこを見ても、岩、岩、また岩という状況だ」と述べていた。リュウグウの表面については現在も分析が続いているが、はやぶさ2が狙い通りの場所に着陸できたことは間違いなさそうだ。

編集=上田裕資

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