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ここ数年で、ますます多様化が進んでいる企業の働き方。WeWorkと契約し、本社以外でも働ける場所を増やすなど、働く環境の整備に勤しむ企業は多い。

そうした中、「労働革命で、人をもっと自由に」というビジョンを掲げリモートワークを当たり前にするために、さまざまな取り組みを行なってきたのが、 企業の管理業務支援を手がけるキャスターだ。その取り組みのひとつとして、昨年話題になったのが、本社オフィスを廃止し、オフィスの機能を原宿にある「WeWork Iceberg(アイスバーグ)」に移行したことだ。

そんなキャスターが2月25日、リモートワークなど多様な働き方に適したセキュリティ性の高いデスクトップ環境をクラウド型で実現する「Caster Entry(キャスターエントリー)」の提供を開始したことを発表した。



企業のリモートワーク導入率は13.9%

このサービスを開発した背景には、リモートワーク導入率の低さが挙げられる。世の中でも柔軟な働き方に関心が高まってはいるものの、総務省の平成30年版 情報通信白書 第4章第4節「ICTによる多様な人材の労働参加促進」によると、企業のリモートワークの導入率はわずか13.9%という低い数字にとどまっている。

なぜ、リモートワークの導入率が低いのか。その要因として見受けられるのがセキュリティ面での課題だ。情報の共有などに不安を感じる企業が多く、リモートワークの導入を踏み止まってしまっているという。そうした課題を抱える企業に向け、リモートワークを実践してきたキャスターが、クラウド型デスクトップ仮想化サービスを提供することで、より多くの企業が柔軟に働ける環境を構築できると考えた。

端末の種類を問わず、同じ環境にアクセスができる

Caster Entry は、リモートワークなど柔軟な働き方に適したセキュリティ性の高いデスクトップ環境をクラウド型で提供する、DaaS(Desktop as a Service)サービスだ。

クラウド上に利用者ごとの仮想マシンを割り当て、個々のパソコンに入っていたアプリケーション・社内データ・セキュリティソフト・OSを含むデスクトップ環境をクラウド上で一括管理。業務を行う際に、ネットワークを通して利用者の端末にそれぞれのデスクトップを表示するシステム。

各端末にデータを残さず、パソコンやスマートフォンなど、端末の種類を問わずにいままで使用していたデスクトップと同じ環境にアクセスができるので、利用者の利便性を落とさずに企業のコンプライアンス・セキュリティ対策の強化を実現できる。

このサービスの特徴は初期費用が無料、かつ一人から利用でき、申込書受領後、最短翌日から使える。物理的なサーバーを置く必要がないので、コスト削減が可能だ。

リモートワークが可能な企業が増えれば、日本が抱える圧倒的な労働者不足の解決にも一役買うだろう。多様な働き方を選択可能にするだけで柔軟な働き方に変化していく。キャスターのサービスは、労働革命であり、人をもっと自由にしていく未来を描いている。

文=礒嶌まどか

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