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もうすぐ引っ越しシーズンを迎えるが、昨今は業者の予約が取れず、料金も高騰していることから「引っ越し難民」が急増している。レオパレスの施工不良問題などで3月末までの退去を余儀なくされている人たちに加え、ヤマト系の大手引越し業者の業務停止などの影響も重なり、その問題は深刻化。大きな社会問題となっている。

先日、引っ越し難民問題を解決するサービスとして、物置シェアの「モノオク」を紹介したが、スタートアップ同士が協業し、引っ越し難民問題の解決を目指すスキームもある。

2月21日、引越しシェアリングサービス「Hi!MOVE(ハイ!ムーブ)」を運営するグライドは、家具のシェアリングサービス「airRoom」と家具の一時預かりサービス「airRoomトランク」を運営するElalyとの業務提携を発表。

引越しのトータルコストを少しでも抑える手段として、両社のサービスを利用するユーザーの利便性向上を目的に相互送客する取り組みを開始した。

料金が高騰する時期を避けて、新居に家具を輸送

まずはじめに、引越しのトータルコストを抑える手段として「airRoomトランク」を紹介しよう。同サービスはユーザーが所有する家具を一時的に預かり、引越しの荷物量を減らすというもの。引越し代金は「荷物量(使用するトラックサイズ)×移動距離×日時」で決まるため、家具を減らすことで使用するトラックのサイズを1ランク下げるというロジックだ。

例えば本来、2トントラックのところを軽トラックにすることができる。この一時的に預けた家具は、料金が高騰する時期を避けて新居に輸送。こうしたことでトータルコストを抑えることが可能となる。気をつけたいのが「airRoomトランク」利用者の家具配送料が無料というのは東京都内に限定される。

とはいえ「airRoomトランク」の利用料金はサイズによって月額750円、1000円、2000円と格安だ。預けられる数に上限がないこともありがたい。1カ月単位で預けることができ、コストは良い。

必要な期間のみ家具を利用する「airRoom」

そして次に、「家具を処分し、新居で購入を検討している」「新居にあう家具がない」と感じたユーザーには「airRoom」を紹介する。

取材・文=礒嶌まどか

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