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中国では「コンテナ輸送」に活用

「当社は自社の自動車工場を建設する計画はないが、今後のテクノロジー開発には膨大な資金が必要だ」とプライスは話した。

TuSimpleはR&D及びテクノロジーの商用化を2つの市場で進めている。米国では長距離トラックの自動化に専念している一方、中国では「図森未来」という社名で、海上コンテナなどの貨物をトラクターヘッドやシャーシを用いて輸送する、ドレージ(drayage)輸送を行っている。

同社がアリゾナ州で走らせるトラックには、他の自動運転企業と同様なライダーやセンサー、高解像度のデジタルカメラが搭載されている。しかし、TuSimpleの強みは自社開発した、最大1キロ先まで見通せるコンピュータビジョンだ。

同社のコンピュータビジョンが捕捉可能な距離は、ウェイモの3倍に達している。これにより、高速道路上の走行の安全性を高め、適切な速度の運転を行うことで、トラックの燃費を高め、メンテナンスコストを抑える効果もあるという。

「自動運転テクノロジーは人間がこれまで作り上げてきたなかで、最も複雑なAIシステムだ。3年間にわたり磨き上げてきたテクノロジーを今後、商用利用の拡大に向けてさらに前進させていく」と、TuSimple 創業者の侯は話した。

翻訳・編集=上田裕資

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