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デイヴィッド・ケリー / IDEO創設者

世界的なデザインコンサル会社「IDEO」の創設者である、ケリー。初代マッキントッシュのマウスが誕生した背景には、アップルのテクノロジーとケリーが創りあげた「デザイン思考」ある。

また、ケリーはスタンフォード大学の人気デザインスクール、通称「dスクール」を創設し、いまも文理問わず様々な興味関心を持つ学生が受講。dスクールは、日本の慶應義塾大学SFCや東京大学にもモデルにされている。

デザインやテクノロジーを優先するのではなく、「利用者」の視点・観点から解決策を考えるという彼の哲学は、学生にまで脈々と受け継がれているのだ。

トーマス・ヘザーウィック / インダストリアルデザイナー

グーグル新社屋、ロンドン五輪の聖火台、上海万博の英国パビリオン、ロンドンの新しい市内バス……。ヘザーウィックがデザインしたものはどれも独創的で立体的だ。

例えば、ロンドン市内バスは、2階に通じる階段に沿って窓を設け、車内のどこにいても街の景色がよく見えるように改装。ヘザーウィックは街を「人々を育はぐくむ生命体」と形容した。

そんな彼の経歴は華やかだ。マンチェスター工科大学とロイヤル・カレッジ・オブ・アートでディメンショナルデザインなどを学び、卒業後、1994年にヘザーウィックスタジオを設立。2006年に英国の王立芸術協会から最年少で王室工業デザイナーに任命され、インテリアデザイナーの巨匠、テレンス・コンランから「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称された。

この上なく順調な人生かと思いきや、その幼少期は恵まれていたわけではない。極めて厳格な父親のもと、どんなに絵を描いても褒められることはなく育ったのだという。酸いも甘いも噛み分けた若き巨匠が手がける作品に、これからも注目だ。

ヴァージル・アブロー / クリエイティブディレクター

世界的ラッパーであるカニエ・ウェストとかねてからの友人で、次第に右腕的存在として活躍するようになった、ヴァージル・アブロー。ウェストが惚れ込んだように、アブローは大学院で建築を学び、修士号を取得した後に一度建築関連の会社に入社したという、ファッション業界には珍しいバックグラウンドを持つ。

2014年、ストリートとラグジュアリーの共存をコンセプトにした自身のブランド『OFFWHITE c/o VIRGIL ABLOH』を立ち上げる。アイテムを、いまは無きパリのコレットやNYのバーニーズニューヨークなど限られたショップで発売するやいなや、全ての店舗で即完売。

その後、勢いそのままにNIKEやリーバイス、モンクレールなどとのコラボレーションも大いに注目された。

18年3月、黒人として初めてルイ・ヴィトンのメンズ アーティスティック・ディレクターに就任したことは大きな話題に。さらにDJとしても活動し、LAのTeenageTeardrops(ティーンエイジ ティアードロップ)という音楽レーベルのオーナーも務めるなどマルチな才能を発揮する。

音楽、ファッション、そしてビジネスと様々な領域を横断し活躍するユニークなカルチャーアイコンだ。

編集=フォーブスジャパン編集部

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