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経済を動かす「女子」の秘密

Romix Image / shutterstock

昨年末に発表された、女子中高生が選ぶ「JC・JK流行語ランキング2018」では、モノ部門1位に「タピオカ」、コトバ部門1位に「タピる」がランクイン。1990年代に盛り上がりを見せた「タピオカ」が今、再びクローズアップされています。

今回は、20年の時を経て、注目を集めるこの現象の裏にある、3つの要因について掘り下げていきたいと思います。

歩いて食べて、写真を撮る

まず、「歩きながら食べる」という行為そのものがブームとなっているということ。そのメッカとも言えるのが新大久保です。新大久保というと、韓国料理店が軒を連ね、韓流好きの女性が多く集まる街……というイメージがあるかもしれませんが、実は近年、ここに集まる女性の年齢層がぐっと下がっているのです。

ひと昔前に「韓流ドラマ」が流行り、その俳優陣にときめいたのは30代〜50代など比較的大人な女性だったかもしれません。しかし今、韓国といえばK-POP。新大久保駅に降り立つと、K-POP好きな女子を中心に10代から20代前半の若者たちでごった返しています。

そんな女子たちがこの街で楽しむのがグルメやコスメ。韓国グルメの特徴は、お祭りの屋台のように「歩きながら食べられる」メニューが豊富なこと。甘いものからしょっぱいものまで、いたるところに行列や人だかりができています。

「SNSの普及で人と会わない若者が増えている」というイメージは、特に女子に限ってはまるで虚像。多くの女子が、新大久保に限らず、渋谷、原宿をはじめ、流行のスポットへと繰り出し、友達と食べ飲みしながら街歩きを楽しんでいます。

まだまだニーズのある「インスタ映え」

そんななか、片手に持ちながら街歩きを楽しめるタピオカドリンクは、うってつけのスイーツとして迎え入れられました。実際にお店で購入する人の大半がイートインでなくテイクアウトでというのも、その証でしょう。

ところで、90年代のタピオカドリンクは、ミルクティーベースのものが主流で、「映えるのか?」疑問に思われる方もいるかもしれません。



しかし、長蛇の列が絶えないTHE ALLEYの「盆栽ミルクティー」は、カカオパウダーとミントで盆栽を表現したアーティスティックなビジュアル。また、芸能人にも人気のUrth Caffeなどは、カップのデザインもおしゃれで。ほかにも、色やトッピングが“映え”するものも多数あり、タピオカドリンクも例外なく、「飲んで写真に撮って、SNSにアップする」までの流れが流行になっています。

文=山田茜

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