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アメリカン女優 ロザンヌ・バー (Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images)

役員室から法廷への転落から、突然の失脚、さらには芋づる式の失墜まで、2018年にはキャリアを完全に崩壊させる大物が相次いだ。その中からフォーブスが選んだ最大の転落者12人のうち、本稿では6人を紹介する。(順番は苗字のアルファベット順)

ロザンヌ・バー

米国国歌をわざとぞんざいに歌ったり、アドルフ・ヒトラーをまねて写真撮影したりと、これまでもさまざまな形で物議を醸してきたロザンヌ・バーだが、これまでは女優生命を終わらせるほどのスキャンダルを起こすことはなかった。

ところが、オルタナ右翼支持を明言し、陰謀論者としても知られるバーは、主演するABCテレビのコメディードラマ『ロザンヌ』が復活したわずか2カ月後の5月29日、ツイッターへの投稿で、クリントン夫妻の長女チェルシーや富豪のジョージ・ソロス、前オバマ政権の上級顧問バレリー・ジャレットへの個人攻撃を展開。特にジャレットについては「ムスリム同胞団と猿の惑星の間にできた赤ん坊」と表現した。

バーは投稿から数時間後に謝罪し、ツイッターをやめると宣言したが(この誓いも1日ともたなかった)、時すでに遅しで、ABCは『ロザンヌ』の打ち切りを決定。10月にほぼ同じキャストでスピンオフ番組の放送が開始され、バーが演じた女家長キャラクターについては、オピオイドの過剰摂取によって死亡したことにされ、新番組への登場なしに葬り去られた。

マイケル・コーエン

マイケル・コーエンはトランプ大統領の顧問弁護士として激動の10年間を過ごした。かつて“ピットブル”と呼ばれたコーエンは、2007年にトランプ・オーガニゼーションに加わり、トランプの最大の擁護者としてその力を発揮した。

だが、1月にウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道で、コーエンが2016年の米大統領選に先立ち、10年前のトランプとの不倫関係に関する口止め料としてポルノ女優のストーミー・ダニエルズへ13万ドル(約1400万円)を支払ったことが伝えられて以降、その人生は転落の一途をたどっている。

4カ月後、コーエンはロバート・モラー特別検察官による捜査の主要対象となり、連邦捜査局(FBI)によって事務所や滞在先ホテル、自宅を捜索され、電子メールや税務記録、トランプとの会話の録音、ダニエルズへの口止め料支払いの記録など数百万件の証拠品を押収された。1週間後、米司法省はコーエンが詐欺や選挙資金法違反の疑いで捜査対象となっていることを明らかにした。

トランプ大統領は6月、コーエンとの関係を断ったと表明。そしてコーエンは8月までにFBIに対して協力姿勢に転じ、脱税や金融機関への虚偽報告、違法な企業献金、選挙資金法違反を含む8つの罪を認めた。だがさらに転落は続く。11月29日、コーエンはロシア人との接触やモスクワでのトランプ・タワー建設計画について議会で虚偽の証言をしたことを認め、12月12日に禁錮3年の判決を受けた。

ブライアン・コランジェロ

今年、ツイートが原因でキャリアを崩壊させたセレブはロザンヌ・バーだけではない。スポーツ情報サイト「リンガー」は5月29日、米プロバスケットボールチームのフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(76ers)でゼネラルマネジャー(GM)を務めていたブライアン・コランジェロが、ツイッターで5つの偽アカウントを作成し、選手や同僚への批判を投稿していたと報道。76ersは翌日、正式な調査を開始したことを明らかにした。

当初は疑惑を否定していたコランジェロだが、6月7日に辞任を表明。ただその後、彼の言い分は全くのうそではなかったことが判明した。妻のバーバラ・ボッティーニが、問題のアカウントを作成・管理していたことを認めたのだ。しかし76ersの調査では、妻へ情報を漏らしていたのはコランジェロだったことが分かっている。

編集=遠藤宗生

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