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バルクオム 野口卓也

メルカリ、ラクスルの上場。そして国内スタートアップの買収件数が過去最高を達成するなど、何かとニュースの多かったスタートアップ業界。

起業家たちは2018年をどのように捉え、2019年のトレンドをどのように予測しているのか。今回、Forbes JAPAN編集部は起業家に向けてアンケートを実施。2018年の事業の手応え、そして2019年の展望を伺った。

会社は大きく飛躍。しかし、マクロ環境の不安材料も……

──2018年はどのような年だったでしょうか? 今年を振り返ってみて、事業の手応を教えてください。

大きく飛躍できた年でした。月次売上は毎月5-10%の成長を達成し、大型の資金調達をクローズでき、ヘアケア市場に参入するという大きなチャレンジにも踏み出すことができました。

一方で、2018年は不動産相場の高止まり、仮想通貨の下落、ゴーン・ショックなど、マクロ環境の不安材料も噴出してきたな、と冷静に捉えております。

銀行の融資基準も若干ですが厳しくなる気配を感じますので、一層気を引き締めてストイックな経営を心がけます。

リアルなプロダクトで勝負をかける起業家が増える

──2019年、事業をどう成長させていきたいと考えていますか?

自分たちの領域をしっかり固めていくのみです。

既存のスキンケア、ヘアケアラインのリピートユーザーをしっかりと積み上げ、またブランド好感度を高めることに専念していきたいと思います。

──2019年、個人的に期待している領域などはありますか?

D2C領域です。エンジェルやVCのみなさんが自然と通販ブランドもITベンチャーと同じ枠組みで評価なさるようになってきました。

MTG VENTURES設立のような追い風もあり、ますますリアルなプロダクトで勝負をかけたいという起業家は増えるでしょう。

また、ここ数年の注目領域であったSaaSの分野では実際に大きなEXITを果たす会社が現れるころだと思います。


野口卓也◎1989年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部中退。2013年TSUMO・JP BULK HOMME事業部を発足。2017年、組織再編を経て株式会社バルクオムを設立、代表取締役CEOに就任。「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2018」選出。

構成=新國翔大 写真=小田駿一

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